子供の金融リテラシー
とあるワークショップで、小学生とお金について話す機会があった。
前向きな子供なのか、親の勧めなのかはわからないが、こういうワークショップに参加するほどなので、とにかく積極的に会話をする子供が多い。
私の家庭でのお金
私は小学生の頃に親からお金についての話を教えてもらった記憶があまりない。
1つあるとすれば「お小遣い帳を付けたら?」とお小遣い帳を親からもらった。それを真剣に付けていたこともあってか、今でもしっかり使用したお金を小まめに記している。
ただ、教育として直接的にお金について話をしてもらったことはない。
子供の金融リテラシーが高くなる手段として、親がお金や収入、モノの価値についての会話をすることが大事というデータがある。
親子のお金の話ってなぜかタブーとされている風潮がある。
親に家のお金のことを聞いてもごまかされたような気もする。
お金の話で思考力が身に付く?
そのワークショップで感じたことは、お金の話を伝えることで、思考力が身に付くのではないかなー、と感じた。
もちろん短いワークショップであったが、初めはあまり考えて発言していなかった子供が、お金の話を交えてからは、しっかりと考えて発言をしていたように感じた。
小学生でも駄菓子やおもちゃを買うのにお金は付きまとう。そのお金がどこからやってきているかを考えている小学生は少ないと思う。
お金の知識を得ることで「このお金はどこから来ているの?」、「あれはなんであんなに高いの?」、「一緒の商品なのにこっちの店の方が安いのはなんで?」といろんなことに気付きやすい。
とにかく付きまとうお金について考えていると、他のことについても考える癖が身に付くだろう。
教える親
そもそも教える立場である親の世代がお金についての知識がなければ、子供は知識を得れないだろう。徐々に学校でも金融教育を始めようとする動きはあるようだが、そもそも先生がどこまで知っているのか?という疑問もある。
最近は余計につみたてNISAやiDeCoという文字を見ることが多くなった。
ただ、データを見るとNISA口座を開設している人は増えているが、日本人口の15%ほどである。
たぶんNISAというワードを聞いたことがない人もいるのだろう。
今回の機会で、私も初めて知ったのだが、子供向けのお金の本が多く出ている。
お金の知識がなくても、このような本を買って子供と一緒に読むことはできる。
普段、接することがない年代の子供とお金の話をして、こちらが学ぶことが多くあった。本当にとてもいい経験とだった。