この3つさえあれば採用ブランディングは失敗しない。
記事をご覧いただきありがとうございます。
採用ブランドマーケターのいっきです。
売り手市場だからこそ人材集めに課題を感じている企業・採用担当者は少なくないはず。
採用ブランディングに着手する上で必ず押さえたい3つについて解説します。
「機能的価値」と「情緒的価値」
求職者に提供できる価値は、「機能的価値」と「情緒的価値」の2つしかありません。
機能的価値とは、求職者にアピールできる企業そのものの魅力(実績)を指します。
情緒的価値とは、候補者体験を通して得られる満足感や納得感を指します。また、入社後のギャップが狭いほど情緒的価値も高いと言えます。
採用ブランディング上の3つのポイント
「機能的価値」と「情緒的価値」を踏まえたうえで、次の3つを押さえます。
たとえば老舗の人気カフェ店の場合。このカフェだと上記3つについてどう考えるのかというと…
1.世界には流通していないブラジルの豆を直接輸入している
2.世界に流通していないブラジル豆の焙煎ができる(事実に基づくメリット。入社後の再現性)
3.将来自分の店を持ちたいあなたは、その輸入方法から管理まで「ここでしか得られない」経営のイロハを学べる
1の事実だけでは求職者に覚えてもらうことすら難しいです。また2.「入社することで得られる価値」を提供して興味関心を持ってくれたとしても応募には至りません。
重要なのは求職者の感情が動く3つめのベネフィットです。自社に入社することで得られる本当の感情的価値を提供できてはじめて求職者はアクションを起こします。
求職者とあなたの企業に繋がりはありません。求職者にとってあなたの企業は自分の外の世界の存在なので『関係のない存在』なのです。
しかし、例のように将来カフェのオーナーを志す求職者にとって「この店でしか得られない経験」というベネフィットは、将来の自分と今の自分の課題に直結し、自分事化します。関係ある存在になるわけです。
まとめ
企業が提供する事業的価値や福利厚生、働き方などは単なる事実にすぎません。そして企業目線でのメリットの提供は、あくまでも求職者が足を止めるフックでしかないのです。
企業規模に関わらず、求職者に選んでもらえる企業は、求職者との間にストーリー(ベネフィット)をつくります。
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、「でもどうやって求職者のベネフィットをつくるの?」という疑問が湧きますよね。
解はペルソナ設計にあるのですが、これについては別の記事でご紹介したいと思います。
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それでは次回の記事でまたお会いしましょう。
ではまた!