私の投資遍歴 270万損失を出すまで
私が一番最初に買ったのは、ADワークス(2982)であった。当時の取得単価は、154円で200株現金で言うと30800円だ。それが、植田ショックまでで最高値284円まで上がった。配当金もADワークスのみで、10万円を超える。こんなにも素晴らしい銘柄が私を追証に追い込んだ。
当初私は数年バイトで貯めた100万円のうち30万円を預金口座に入れ、70万円を証券口座に入れた。そこからは、グリー(3632)、ピクセルカンパニー(2743)、鹿島建設(1812)を分散して買っていた。これは、安定低成長の鹿島建設を基点にその当時ミーム株になっていたグリー、高成長で割安感が強い不動産業界の中から小型のADワークス、倒産寸前だが立ち直れば数倍になるピクセルカンパニーを持っていた。
この頃の私は、まだ初心者の域を出ず一部の銘柄で利益が出ては、他の銘柄が損失を出す。その作業を3ヶ月は続けていた。
そこで私は、初めて信用取引に手を出した。
私は最初に誰もが憧れるデイトレードを行う、その当時流行っていた海運株、特に日本郵船やファーストリテイリングで取引を活発化させていた。しかし永遠に損失を出していた、大きな損失を出すのでは無い。毎日利益を出しては、損失を出すただ地道に赤字が少しまた少しと増えていく。では何故だろう?今の私にはわかる、デイトレードでは日計り信用(1日信用)取引を使う結果早い損切りと同じ様に早い利確をしてしまう。損失は一旦様子見の姿勢から何処かの判断で損切りする。それに対して利確は、利益が出た瞬間に決済してしまう。つまり小利大損である。
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