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「何にフォーカスするか?」
今日のブログはこちら!
見ている方向は同じでも、見えてる世界は絶対に違う。
見える世界を変えるには、とにかく知識・情報をインプットすること。
これを理解したい人はぜひ読んでみて!
では、本題。
チップ・ハース、ダン・ハースによる共著「スイッチ!変われないを変える方法 」を読んだ。
ビジネススクールや教育業界で活躍する兄弟が書いたこの本は、
人間心理や脳を的確に分析し、どうやって行動を変えていくかを教えてくれる。
よくある「変化が大事だから変化しよう!」で終わらせる薄っぺらい自己啓発本とは違い、説得力のあるゴリゴリの実用書で超良かった。
変化は簡単じゃないけど、難しくもない。
ただ、変化には一定のパターンがある。
それが、象使い(理性)に方向を教え、象(感情)にヤル気を与え、環境を定める(変える)こと。
このステップを踏むことで変化できる可能性が劇的に上がるという。
なるほどと思う内容はたくさんあったんだけど、
とくに俺はこの本を読んで、
人間の脳は何にフォーカスしやすいのか?
そして変化するには何にフォーカスすればいいのか?を知るのは超重要だなと思った。
たとえば、象使い(理性)の強みは未来への道筋を計画的に立てれること。
だけど致命的な弱点もあり、それが思考・分析しすぎてしまうこと。
その結果、「解決策」ではなく「問題」ばかりにフォーカスしてしまい「分析麻痺」に陥る。
「問題」ばかりにフォーカスしたところで「解決策」は出てこないんだから、永遠に解決はしない。
「問題」「原因」「過去」は真実かもしれない。
だけどそれは「真実だが役に立たない情報」だ。
だから「解決策」にフォーカスできるように象使いを働かせるべき。
そのためにブライトスポット(成功例)、つまり上手くいっている部分を探すんだ。
そして良い部分をどう発展させられるかを自問すること。
さらに象使い(理性)は、大きな問題に対して大きな解決策が必要だと考えてしまう。
でも、大きな問題に見合うくらいの解決策を探しても結局何も変わらない。
それは上述したように「真実だが役に立たない情報」で、あまりの大きさに頭を空回りさせてしまうからだ。
ファーカスすべきは小さな変化だ。
大きな問題を解決したいと思ったり、劇的な変化を望むかもしれない。
だけどハッキリいって、いきなりはムリ。
大きな変化は小さな変化の連続でしか起こらないんだ。
大きな問題だって同じで、小さな解決策をこなすことでしか解決しないんだ。
この本で出てくる変化に成功した事例は、すべて小さな変化が雪だるま式に大きな変化になっていった人ばかりだ。
だから毎日淡々とやることが重要なんだ。
それはつまり小さな成功ともいえる。
手の届く小さな目標でも、毎日絶対に達成させること。
そうやって小さな成功を積み重ねることで、
困難が和らぎ(”これはどうってことない!”)
要求が抑えられ(”これだけやればいい!”)
能力レベルの認知が向上する(”これならできる!”)
という。
それが自信につながり、さらに小さな成功の積み重ねを継続できるようになるんだ。
もちろんそれが絶対に大きな変化、大きな解決策、大きな成功に繋がるとはいえない。
コントロールできないことはたくさんあるからね。
だけど、コントロールできるものにはチカラを入れるべきだ。