「非属のススメ。」
山田 玲司著・「非属の才能」を読んだ。
子どもの頃から自分のなかの「どこにも属さない感覚」に従って、
同調圧力にも負けずに過ごしてきた漫画家が書いたこの本は非属的に生きることの大切さを教えてくれる。
かなり納得できるところが多く、改めて俺が一番恐れていることに気が付いた。
昨日紹介した、「ひきこもれ」と一緒に読んでもらいたい。
一人好き・引きこもり体質・周りの空気に違和感を感じている人にめっちゃオススメ。
それは全然悪いことじゃないんだよ。
俺が一番気をつけていることは、積極的に一人になるというより、
「とにかく群れない」
ということ。
まぁ、だから結果的に一人にはなりやすいんだけどね。笑
じゃあ、なんでとにかく群れたくないかというと
思考停止
になるからだ。
俺は、この思考停止になることを一番恐れている。
だって、思考停止って何も考えない・考えることができないってことなんだからどう考えても終わってるでしょ。
思考停止は人生を他人に委ねているのと一緒なんだ。
でも、自分の人生は自分のものでしょ。
だったら、自分で考えて・決めて・動いていくしかないんだよ。
考える→動くより、動きながら考える方がスピード感があって良いんだけど絶対にどこかで「考える」という段階がある。
それなのに思考停止な状態で過ごしていると、考えることが出来ないんだから当然動きもメチャクチャになる。
確かに考えなくても動くことはできるけど、それは他人の思考・他人の言葉で踊らされた結果動いているだけ。
だからその先で行き詰まれば、何のためにやっているのか?がわからなくなり動けなくなる。
そして、自分の人生は何の意味があるのか?といった自分探しに走る。
この現象に陥る人は多いんじゃないかな。
何も考えず学校に行って勉強して、
何も考えず進学して、
何も考えず就職して、
何も考えず仕事する。
そしてある時ふと、自分は何のために生きているのか?この仕事をずっとして終わるのか?と考え出す。
考えたとしても勝負に出れずそのまま仕事を続ける。
(そこで仕事を辞めれればまだ良いけど。)
最終的に思考停止がさらに進み、違和感を感じれないくらい感覚が鈍る。
この現象に陥ってしまう原因は単純で、普段から何も考えていないからだ。
いつも思考停止な状態でボケーッと過ごしているから目的も行動もあやふやになるんだ。
じゃあ、なんで多くの人は思考停止になるのか?
それは、群れているからだ。
学校・クラス・部活・会社・部署・国・社会等々、いたるところに群れがある。
その群れの中では、協調ではなく同調の圧力が強い。
とくに、学生時代が一番同調圧力が強いんじゃないかな。
学生時代から同調圧力の風潮に浸かれば社会全体もその流れになるのは当然。
同調圧力がある環境で育った人間は、同調圧力がある社会を作る。
だから、何かの判断基準は「自分」ではなく常に「みんな」だ。
いつも皆のことを考えて行動できることは素晴らしいけど、ここでの意味は違う。
「周りがそう言っているから」って判断基準はただの思考停止でしょ。
それは上述しているように、協調ではなく同調だ。
群れた結果、同調圧力に負け自分の意見が無くなり思考停止になってしまう。
昔は(今も思っている人はいるけど)、良い学校に進学して良い就職先に入ることが良い人生だと考えられていた。
つまり、「いかに良い群れに属すか」が重視されていた。
でも、この価値観は今も重視され続けている。
今はオンラインサロンをはじめとする数多くのコミュニティが出てきている。
だから、コミュニティの時代とも言える。
これだけ多様な生き方が増えた結果、孤独を強く感じる人が多くなったからそりゃ流行るだろう。
どのコミュニティに属すか?で良くも悪くも人生は大きく変わってしまう。
環境が全てだからそういったコミュニティに属すことが悪いことだとは思わない。
ただ、多くの人は昔と同じ「いかに良い群れに属すか」を重視していることを忘れちゃいけない。
これを自然と重視しているということは、自分が群れる前提でモノゴトを考えているということ。
つまり、思考停止になる可能性がメチャクチャ高いんだ。
実際、オンラインサロンやコミュニティ等の環境に入るだけで良いと思っているような思考停止になっているやつは多いでしょ。
そこの環境に入ってどうしたい?どうなりたい?を明確にしてしっかり考えて動かないと全く意味がない。
俺は、
思考停止になりたくないから
思考停止の人間と一緒にいたくないから
環境が全てだろうが
コミュニティの時代だろうが
非属的に生きることをしているし、オススメをする。
主流な意見や動きがあれば、ひねくれスイッチを押して非属に走るんだ。
そうすれば、
違和感を感じれるようになるし、
自分でしっかり考えられる人間になる。
思考停止は甘え。
群れるな。
非属になれ。
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