「ブルース・リーのススメ。」
松宮康生著・「ブルース・リークロ二クル」を読んだ。
ブルース・リーの業績を年代順に辿り、偉大なヒーローの生き様を浮き彫りにした一冊。
俺がベンチマークしているある著者が松宮さんは面白いと言っていたから、
ブルース・リーに興味はなかったんだけど以前から気になってはいた。
実際に読んでみたら予想以上に面白かったし、彼の生き様や名言がカッコよすぎてシビレた。
は超有名な名言だけど、それくらいの印象しかなかったんだよね。
だけど、この本を読んでそれ以外の名言があることや彼の生き様は俺みたいな凡人に参考になるなと思った。
ただ、俺みたいな凡人に参考になるとはいえ注意点が一つあり、それは彼が天才だということ。
彼は格闘技の天才だったんだ。
だから、そもそも凡人は天才の真似はできないし、真似したとしても同じ結果にならないと理解するべき。
そこを理解しつつ、天才である彼の生き様を参考にしよう。
ブルース・リーの何が参考になるかというと一番は学ぶ姿勢だ。
上述したように彼は格闘技の天才であったから驚異的なスピードで成長していき強くなっていった。
彼の格闘の素となっている詠春拳を約2年で高度な技術まで高めた結果、どこに行っても喧嘩は負けなし。
負けたら教えていた道場を閉めるor拳法の指導をやめるという約束のもと行われた白鶴拳の達人との真剣勝負ではあっさり30秒で勝利するほど。
向かうところ敵なしのブルース・リーではあったけど、技術向上をするため常に学び鍛錬していた。
とにかく自分が必要とする知識と経験を身につけることに力を注ぎ、格闘技に関する本は3000冊以上読み、それだけはなく他のスポーツや哲学・自己啓発の本も読破していった。
さらに本以外にもあらゆる格闘技のビデオを収集し、モハメド・アリのステップも学んでいたという。
その結果、ブルース・リーは「截拳道」という戦いのためのコンセプトを完成させる。
つまり截拳道とは、
「自分にとって役に立つと思われるものは形式に拘ること無く取り入れて発展させていく」
という無形のコンセプトのことであるという。
この学ぶ姿勢は本当に素晴らしいと思った。
ブルース・リーは決して驕らなかった。
誰にも負けないからといって安心するのではなく、常にもっと強くなろうと成長していたんだよね。
それに比べて俺みたいな凡人は負けまくっているのにも関わらず、成長を目指さない。笑
目指していても、大抵は口だけで大したことはやっていなく毎日続けることもできず途中で挫折する。
そして、外野となって他人を僻み妬み罵ることしかしなくなる。
結果を出したい・今よりもっと良い人生にしたいと本気で思ったら、
成長するしかない。学び続けるしかないんだ。
それが出来ないなら色々と諦めた方がいい。
成長できない、学び続けられないなら文句言うなよな。
次に学ぶ姿勢で参考になるなと思ったことは多分野から学んでいるということ。
ブルース・リーの格闘の素は詠春拳だけど、それだけを学び向上させるのではなく様々な格闘技やスポーツを参考にしたり、哲学や自己啓発も取り入れてメンタルトレーニングもしていた。
モハメド・アリのステップを参考にしたように多分野から学ぶことで、得意分野には無い視点や新たな気付きが得れるんだ。
それを取り入れることで、さらに自分の得意分野や武器が進化していく。
これはどんな業種業界で仕事をする人にも言えることだ。
営業マンはマーケターから学べることはあるしその逆もある。
それ以外にも本・映画・音楽等のカルチャーからはたくさんのことを学べる。
どんどん多分野からも学んで進化・成長していこう。
”驕らず常に学び、自分にとって役に立つと思われるものは形式に拘ること無く取り入れて発展させていく。”
これは自己成長のシンプルな法則で本質だ。