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「シカトのススメ。」
今日のブログはこちら!
孤独に強くなるポイントは、しっかりと孤独のデメリットにも目を向けること。
孤独のデメリットとは何かを知りたかったら読んでみて!
では、本題。
スティーヴン・レヴィットとスティーヴン・ダブナーによる共著「0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる」を読んだ。
シカゴ大学経済学部教授として勤め「世界で最も影響力のある100人」に得ればれたこともあるレヴィットと、ジャーナリストとしてさまざまなメディアで執筆活動を行うタブナーが書いたのがこの本。
この本を読めば、正しい方法と間違った方法、賢い方法と愚かな方法があるなんて思い込みを無くし、ちがう角度から、ちがう筋肉を使って、ちがう前提で、つまりゼロベースで考えれるようになるヒントを得れる。
予想以上に思考法として良い考え方がいくつも書いてあった。
だけどゼロベースで考えるために最も重要なもの、この本で言うフリークのように考えるために最も重要なものは、「やめる」ことだ。
じゃあ何をやめるべきか?
一つは、知ったかぶりだ。
著者はゼロベースで考える最初の一歩は、
何かを「知らない」ってことを恥ずかしく思わないことだ。
と言っていたように、知らないことを知らないと認めるのは超大切なことなんだよね。
なぜなら自分が何を知らないかを認めない限り、必要なことを学べるはずがないからだ。
でも多くの人は、知らないことを知らないと認めたがらず、クソみたいな知ったかぶりをする。
その理由は、知らないと白状したときのダメージが大きいからだ。
その精神的なダメージを受けたくないから知ったかぶりをするんだけど、もう一つ理由があり、それは個人が持つ道徳的判断だ。
問題が道徳的に正しいか誤っているかに囚われると、本質が見えなくなることが多いんだよね。
そしてそのせいで、どんな問題も善と悪がはっきり線引きされていると思い込んでしまう。(本当はそうじゃないときが多いのに。)
さらに最悪なことに、その問題について知るべきことは全部知っていると思い込んで、それ以上学ぼうとしなくなるんだ。
だからまず、知ったかぶりをやめること。
知らないなら素直に知らないと認めること。
次にやめるべきは、限界だ。(この場合はシカトかな。)
世界的に有名なフードファイター小林尊は、NYのホットドッグ大食い大会に初出場したとき、それまでの世界記録(25本と8分の1)を大きく更新し、50本も平らげた。笑
その圧倒的な勝利の裏側には、勝つために問題をゼロベースで考え鋭いアプローチをしたことが大きいんだけど、まず彼がやったことはそれまでの世界記録をシカトしたんだよね。
そこから問題を自分なりに捉え直して、つまりゲームのルールを書き換えて、大食いの訓練をしていったんだ。
この世には、誰かが勝手に作った限界がたくさんある。
でもそれは、創造力や想像力といったクリエイティブにとっては邪魔なものなんだよね。
もしかしたらその限界は、クリエイティブを殺したいがために作られたものかもしれない。
だから、限界なんてシカトしよう。
この本では「やめる」「捨て去る」って書き方をしているけど、俺的には「シカト」のほうがしっくりくる。
固定概念も、道徳も、正しさも、限界も、自分すらも、ぜんぶシカトしてゼロベースで考えよう。