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「最強のナンバー2。」


今日のブログはこちら!


謙虚は最強の戦う姿勢。


謙虚さが無くなればどうなるのか知りたかったら読んでみて!



では、本題。


吉川英治著・「三国志 三」を読んだ。


一巻二巻と、ストーリーの面白さだけじゃなく、人生レベルで大切なことを学べる内容になっていてnoteでも投稿したけど、この三巻からも大切なことを学べた。
( 一巻について  二巻について  )


呂布の死、曹操の隆盛、劉備の大敗など大きな話題がいくつもあったのが三巻だけど、

この巻の注目ポイントは陳宮・荀彧・関羽といったトップを支え得るナンバー2の姿勢だ。


俺は組織の良し悪しはナンバー2で決まると思っているんだけど、良いナンバー2とはこの三人のことを言うんだよね。



じゃあ良いナンバー2とは具体的にどんな人物か。


まず第一に常に冷静であることだ。


もっというと、広い視野を持っていて状況判断能力に長けていることだ。


正直、関羽はカッとなりやすいところがあるけど、陳宮や荀彧は常に冷静になって戦況を読み解いている。


じゃあなんで冷静であることがナンバー2にとって重要なのかと言うと、だいたいトップはイケイケだからだ。笑


陳宮のトップである呂布、荀彧のトップである曹操なんてイケイケにも程がある。


彼らは自分がやりたいようにどんどん突き進むんだ。


ただ、これは別に悪いことではないと思う。


大勢を引き連れ巻き込んでいく組織のトップなら、それくらいじゃなきゃいけないでしょ。


でも、猪突猛進でやりたいようにやればある程度までは行けるだろうけど、いつかは足元をすくわれる。それも簡単に。


だからそこに目を向けられるような、冷静で広い視野を持っている人物がナンバー2にいれば組織は強いんだ。




二つ目は、批判精神を持っているかだ。


三人はトップを信じ、勝たせようと励んではいるけど、いわゆるイエスマンではない。


トップの戦略が微妙だったら「いや」とか「でも」とか言って受け入れず、別の戦略を提案するんだよね。


これってメチャクチャ大切なことだ。


組織にいれば、トップの判断や意見が絶対だと思い込みがちになり、イエスマンになってしまう。


でも目的は、組織で勝つこと・トップを勝たせることでしょ。


だからトップのイエスマンになることではないんだよね。


そこを履き違えずに批判精神をもっている人物がナンバー2にいれば組織は強いし、ナンバー2であるならイエスマンじゃ絶対にダメだ。



そして三つ目は、トップを誰よりも信じていることだ。


呂布が曹操に敗れ、陳宮は捕らえられ処刑されるとき、

「いかにも呂布は暗愚で粗暴の大将にちがいない。
しかし彼には汝よりも多分に善性がある。正直さがある。
すくなくも、汝のごとく、酷薄で詐言が多く、自己の才謀に慢じて、遂には、上をも犯すような奸雄では絶対にない」


といって最期まで呂布を信じ続けた。


関羽は劉備が曹操に敗れ行方をくらました際、仕方無しに曹操の軍に入ったけど、劉備への忠誠はブレなかった。


曹操は関羽の実力に惚れ込み、劉備の忠誠を自分に向けさせるように物を貢ぐも、

「丞相の高恩は、よく分っているが、それはみな、物を賜うかたちでしか現わされておらぬ。この関羽と、劉皇叔との誓いは、物ではなく、心と心のちぎりでござった」


と言うほど。



冷静・批判精神・誰よりも信じる


こんな人物がナンバー2にいれば組織は強いんだけど、俺みたいな凡人は最強のナンバー2を目指すべきだ。


だって劉備や呂布や曹操といったトップってのは、他とは明らかに違う才能を持っているんだからね。


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