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人はイメージができると動ける、「マンガでわかる」シリーズが増えた理由と入門書として最適な訳

おはようございます。

池田諭史です。

本を読むことが多い僕ですが、2010年以降に急激に増えたと思う本があります。
それは『マンガでわかる~~』シリーズの本。
これは有名な著書、ビジネス書、自己啓発本を漫画にしてわかりやすくした本になります。

先駆けとして『マンガでわかる7つの習慣』がヒットしてから劇的に増えていきましたね。
その後、いろんな本がマンガでわかるシリーズになっていたり、あのホリエモンさんの本でもマンガ化されています。

僕自身は『7つの習慣』は本、マンガどちらも読みました。
見比べると正直本に書いてあることの一部を抜粋して書かれているので詳細はほぼありません。
ですが非常にわかりやすかったという印象でした。

なぜここまでヒットするようになったのか。
僕なりの個人的な考察含め書かせていただきます。

1.文字が読めない人が増えてきた。

現代人とあえて書かせていただきますが、文字が読めない人が増えてきています。
理由は今は昔と違い情報がいつでも手に入るのでスマホさえあれば大抵のことは調べられる上に漢字や文法も予測ワードで出てきます。

便利になったことはとても素晴らしいですが、自分の頭で理解せず使っているので、いざスマホが使えない場所にきて文章を書けと言われてもほぼ書けなくなっている方が増えています。

Twitterくらいの文字数ぐらいしか今は理解できない人が多いみたいです。
Twitterで140文字ですのでそれ以上の文字数を見ると、嫌悪感、拒否感を感じるとのこと。
情報過多の時代に突入したのもあり、処理能力は高いのですが、その分取捨選択を瞬時に判断している。

なので長い文章が続く本、ブログなどは最後まで読まずに終わる可能性が非常に高いです。
それくらい今の現代人は文字が読めなくなっています。

2.読書に充てる時間が取れない

また、多種多様な時代になったからこそ情報源はネットで済まそうとする人が増えました。
いちいち読書をしなくてもネットで似たようなこと書いてあるし、他人が要約した部分をみればいいと思ってしまう。

なので本を読む時間に充てる割合が徐々に減ってきている。

もちろんそれは悪いことではなく、効率を求めての結果ですのでやらないよりは全然良いのですが、深く記憶に刻めるかというと難しいところがある。

3.イメージがわきやすいので入門書として最適


ここからは個人的な考えですが、なぜマンガでわかるが増えたのか?
1つは誰でも読めるようにするためと思っています。

論文みたいに文字だけだと萎える。
『7つの習慣』も新訳書版でも300ページ以上ございますので読むのにまず根性がいる上に、文字だらけで逃避したくなる。

ですが漫画だと要点を抜粋したうえで行動が見える為、イメージがしやすいのです。
しかもストーリー仕立てなので楽しく読めます。
最近は少女漫画風なのが増えてきて女性向けなのかなと勝手に思っていますが。

これはある意味日本が生んだ漫画文化のおかげもあると思っています。
そして漫画とは言ってもビジネス書なので学びに大いに役立ちます。
ページ数もそこまでないので入門書としてオススメです。

もう一つは願いと出版社側の戦略と思っています。
願いの方は素晴らしい著書があり皆に知ってほしい、だけど本だと文章が長いから敬遠する人が多い。
だからすばらしさを伝えたいために簡略化した。
そして出版社側としては本が売れないと困る、だけど現代の人は本を読まない、なので漫画として出せば読むのではという利害一致な気がします。

4.どういう人にオススメか

・有名なビジネス書を読んでみたい方。
・時間がなく気軽に読みたい方。
・文字を見るだけで拒否感を覚える方。
・自分を磨きたいが、あの分厚さにハードルを感じる方。
・漫画を読むのが好きな方。
・入門書的に読みたい方。

の方々にオススメします。

まとめ

人はイメージで動く生き物です。
イメージができないと不安が勝ってしまい動けない。
そして本で学ぶにしてもあの200ページをすぐ読めるかというと抵抗を覚える。
だからまずは理解しやすくするためにマンガでもいいから読むとイメージが沸きやすい。
入門書には最適なのです。
より深く知りたいのであれば原本を購入したら良いです。

個人的にオススメなのは
『7つの習慣』

『伝え方が9割』


『超一流の雑談力』

『東大読書』


『アドラー心理学』



まだ他も読んでみて良かったらオススメしますので、まず気軽に手に取り読むところから始めてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。


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