Wantedlyでなかなか成果が出ない。その理由を整理します。
こんにちは。STARMINE Inc.の猪川です。私は現在、もう1社でもリクルーターも兼業しており、朝から晩まで母集団形成について試行錯誤しています。
特に現在多くニーズを頂いているのが「Wantedly」について。契約したものの、どうやって使えばよいのか分からない。理想はWantedlyから毎月〇名採用したいけど全く会いたい人に出会えていないというお悩みが多いです。
そこで改めてWantedlyについてアップデートやWantedly側がお勧めする運用方法などを調べなおし、TIPSにしました。もし、Wantedlyがうまく使えなくて毎月数万円をムダにしているという方はご一読ください。
Wantedlyってどんな媒体?
いわずもがなですが、Wantedlyは求人媒体ではなくビジネスSNSという概念です。つまり、ミッションやビジョン、価値観への共感をマッチングしたいと考えているため、求人掲載数に応じた課金や採用成功報酬などを採用していませんし、上位表示などの掲載課金もありません。
また、給与や待遇面の訴求も一切できないのも特徴です。
つまり、Wantedlyで採用をするとなると、会社の理念やビジョンや働く人の魅力を伝えることが勝ち筋な媒体となります。
Wantedlyをどう使いたいか
もし運用に悩んでいる人事担当者や経営者はWantedlyをどう使いたくて契約をしたのか、改めて整理すると良いと思います。
よくあるパターンは主に4つです。
①お金を掛けずにたくさんの人に会って採用成功したい
②なるべくカルチャーマッチしている人とだけ会いたい
③まず会社のファンを作って追々採用に繋げていきたい
④とにかく早く人が欲しい
それでは、まず①のパターンから成功可能かどうかを検証していきます。
①お金を掛けずにたくさんの人に会って採用成功したい
Wantedlyは現在、6か月27万~24か月84万円(月単価4.5万~3.5万円)のライトプランから契約できるため、一般的な求人媒体(例:4週間20万円~)よりも安価に求人を掲載できます。また前述した通り採用成功報酬もないため、月に1名、半年でトータル6名できたらライトプラン(6ヵ月)の場合、採用単価は4.5万円。激安ですね。
これは夢のような話なのか、それとも現実的な話なのか、契約前に分かればよいのですが、そこまでの情報回収が難しいので「まずは一旦契約して様子をみよう」となってる企業さんも多いな、、という印象です。
では、これが現実かどうか検証してみましょう。
一般的なWantedlyの応募率はPVに対し1%前後です。つまり1求人当たり100PV以上を狙うことになるのですが、残念ながら何もしない状態で100PVを獲得できるほどWantedlyは甘くないです。。(何もしないと20~30PVが良いところです)
現在3.7万社ほどの企業がWantedlyを利用しており、求人数は68万以上というものすごいレッドオーシャンという事をご認識して頂けると、たった100PVでも大変というのがイメージできると思います。(タウンページで自社を見つけてもらえるようなイメージです)
そこでWantedlyでたくさんの応募を獲得するために様々なTIPSが世に出ています。そのうちの一つが「新着」に載るための定期更新です。
次に、「人気」や「おすすめ」に上がるための応援、拡散といった取り組みも必須になってきます。
「人気」と「おすすめ」の違いについて、意外と知られていないかもしれませんがどちらも「応援・拡散」は必須です。特に「人気」はたくさんエントリー数がついているものだと思われますが、それよりもたくさん「応援」されている方をWantedlyは人気だと認識するようです。
私が見えている世界の現在人気1位がこちらです。
次いで2位がこちら。
思ったより膨大なエントリー数ではないですよね。
一方「おすすめ」は、自分とSNSで共通の繋がりが多いメンバーがいる・応援をされている企業が公開している募集が表示されるアルゴリズムです。(類友の思想のようです)
自分や社員を全員巻き込んでとにかくSNSで拡散してもらうことで大量の応援を得なくても「おすすめ」に掲載される確率がぐっと上がります。
自分や社員のSNS協力が難しい場合は、とにかく「新着」を狙いに行く+振り返りで効果検証をする。
自分や社員がSNSで協力可能な場合は「人気」や「おすすめ」を狙いに行く=求人を育てる。
どちらも難しい場合はWantedlyとの相性があまり良くない。
という判断になります。
またWantedlyは人事や社員が運用に巻き込まれているため、登録人数の多くが「転職希望者」ではなく「運用者」である、というのもご理解いただけると、「たくさんの応募数を稼ぎたい」という目的には、必ずしも相応しいとは言えません。
もちろん、Wantedly映えするポジションでしたらその限りではないですが、ストレートに転職希望者が利用するGreenやビズリーチなどの運用へ切りえたほうが「たくさんの出会い」はあるかもしれません。
ちなみに先ほど挙げた①~④のパターンのうち、Wantedlyを使うとバリュー発揮できそうなのは②と③で、私たちはその施策を全力でサポートしています。
もちろん④の場合もWantedly活用とセットで手法を提案していますのでご安心ください。
最後に
実は比較的安価に採用できる媒体はWantedlyだけではないのはご存知でしょうか?
世の中にはいろいろな媒体が誕生しています。(もちろん消える媒体もありますが…)
私たちは出会った企業さんがどうなりたいのかを、まずはじっくり聞かせてもらい、最適なプランを提案します。
採用や組織のお悩みをお持ちでしたら、是非ご連絡ください。
TwitterでDMも大歓迎です!✨
採用で新しい事、面白い事やってみたい!という方も是非ご連絡ください!
既存の形に捉われない、本質的に良いことは積極的にやる!という会社です☺
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?