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北海の試合パック

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北海の試合が7本セットになった、単体よりもお得なパックです。
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北海-明豊 2023年夏の甲子園1回戦

北海-明豊 2023年夏の甲子園1回戦

2016年の夏の甲子園で見事に準優勝を成し遂げた北海。
その後も17年夏、21年春・夏と甲子園出場を果たしますが、なんとすべて神戸国際大付(兵庫)に1点差負けという珍しい現象に見舞われました。

翌2022年度は主力に下級生が多く、北海にとっては谷間の世代とも言えました。
それでも北海は南北海道の横綱。夏の南北海道大会ではベスト8まで勝ち上がりましたが、準々決勝の試合では北海道の高校野球関係者に衝

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北海-秀岳館 2016年夏の甲子園準決勝

北海-秀岳館 2016年夏の甲子園準決勝

2015年夏の南北海道大会は、センバツ準優勝の東海大四と春季全道大会優勝校の北海、同準優勝の駒大苫小牧の3強体制というのが私の見方でした。

東海大四には、高校日本代表候補にもなった好投手・大澤志意也がいます。ただし大澤はセンバツ後にやや調子を落としており、大澤1人で勝ち抜けるような状態ではありませんでした。

駒大苫小牧には、今やWBC日本代表にも選ばれるほどの大投手となった伊藤大海がいました。

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北海-聖光学院 2016年夏の甲子園準々決勝

北海-聖光学院 2016年夏の甲子園準々決勝

北海は前年(2015年)夏の甲子園にも出場しますが、開幕戦で4-18で鹿児島実に大敗。
投打に自信のあるチームだったのですが、開幕戦直後の試合で暑さにやられてしまう選手が続出してしまいました。

前チームよりは劣るという評判の2016年世代。秋は札幌支部予選で立命館慶祥に0-6で敗れて初戦敗退。春は札幌支部予選で3勝しますが、決勝で札幌日大に2-4で敗れて全道大会に進めませんでした。
しかし春は、

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北海-天理 2011年センバツ2回戦

北海-天理 2011年センバツ2回戦

2010年の春の全道大会開幕戦、私は札幌円山球場で観戦していました。
札幌第一の先発は、前年夏の甲子園で登板経験のある3年生エース・須田貴一。
一方の北海は、札幌支部No.1の呼び声も高い3年生右腕・横井雄哉を温存し、2年生左腕の笠松一真が先発。

北海道の場合は、シードはあるもののやや特殊です。
春季大会で全道大会に進出した場合はたしかに夏のシード権を得ることはできますが、あくまで夏の支部予選で

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北海-東邦 2008年夏の甲子園1回戦

北海-東邦 2008年夏の甲子園1回戦

2003~07年まで5年連続で甲子園に出場、うち優勝2回、準優勝1回。
駒大苫小牧に香田誉士史監督を送り込んだ駒澤大学の太田誠監督(当時)は、「駒大苫小牧の偉業は巨人のV9にも匹敵する」と大絶賛しました。

2007年夏をもって香田監督は退任しましたが、実はこのとき香田氏は後任の茂木雄介監督のために東奔西走し、過去最高の選手たちを翌年春に入学させることに成功しています。
「駒苫時代」はまだまだ続く

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北海-砂川北 1994年夏の甲子園2回戦

北海-砂川北 1994年夏の甲子園2回戦

「2時間の兄弟げんかをしようじゃないか」

砂川北の佐藤茂富監督が両チームのナインに呼びかけた有名なセリフです。

1994年夏の甲子園に出場した北北海道代表・砂川北は、初戦で江の川(現・石見智翠館=島根)を6-5で破り、同校の甲子園初勝利を成し遂げます。
一方南北海道代表・北海は、初戦で優勝候補の宇和島東(愛媛)を6-2で破りました。この試合については、前著「高校野球北海道勢 平成の甲子園名勝負

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北海-宇和島東 1994年夏の甲子園1回戦

北海-宇和島東 1994年夏の甲子園1回戦

宇和島東(愛媛)を引き当てた————
今の時代なら、SNSでどう書かれていたでしょうか。

宇和島東は高校通算40本塁打の4番・橋本将(のちにロッテ・横浜)や2年生の宮出隆自(のちにヤクルト・楽天)を擁して堂々の優勝候補でした。
センバツでも優勝候補でしたが、準々決勝でこの大会で覚醒した智弁和歌山に4点リードを守れず大逆転負けを喫してベスト8に終わっています。

智弁和歌山の高嶋仁監督には、宇和島

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