『物語思考』感想:丁寧な自己啓発書
けんすう(古川健介)著『物語思考「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』を読みました。
本書は一言でいうと「丁寧な自己啓発書」です。
一般的な自己啓発書は、大体どれも似たようなことが書かれていて、文字数が少なくスカスカなことが多いです。
本書は説明が非常に丁寧なため、一般的な書籍のように文字がギッシリです。
これは人によってはデメリットにもなります。読書にタイパを求め、すぐに役に立つポイントのみ抑えたいという人にとっては、本書は説明が丁寧過ぎて向いていません。
(そもそも読書にタイパを求めるのはどうなんだと思わなくもないですが)
本書では、10年後になりたい自分を想像するために、
「10年後に自分がなりたい状態を、制限なしに100個くらい書く」
ことをおすすめしています。
それを読んだ私の正直な感想を言います。
「またか……」
「やりたいこと、やってみたいことを書き出せ」とか、
「こうなりたいという理想の未来を書け」とかっていうのは、
自己啓発書あるあるです。
まあでも、色んな自己啓発書に書かれているということは、
それだけ自己啓発の基本中の基本なのだと思います。
私も過去に何度も「やりたいことリスト」「なりたい姿リスト」みたいなのを書いてきました。
「やりたいことリスト」的なものを書いただけで人生が劇的に変わるわけではありませんが、ある程度自分の考えが整理できるのは間違いありません。
私がかつて婚活をしていた時に
「結婚相手に求めることを20個書く」
というのをやったことがあります。
最初の10個くらいはすらすら出てくるんですが、
最後の5個くらいになると、うんうんと悩みながら、
なんとか書き出す感じになります。
最も大事なのは悩みながら書いた最後の5個で、
それが本当に結婚相手に求めていることだ、というわけです。
(ちなみに「最低限の常識がある」「金銭感覚が近い」みたいなことを書いた記憶があります)
話を戻すと、今回は
「10年後に自分がなりたい状態を100個書く」
です。
いやいや、100個は多いよ!
でも書きました。
頑張って数日に分けてひねり出しました。
100個も書いていると珍解答が登場するものです。
後で見返して自分でも「なんだこれ?」となったものをご紹介いたします。
この上司は、私が新入社員の時の上司です(今の直属の上司ではない)。
一言でいうとサイコパス野郎です。
息をするように文句を言い、不機嫌をまき散らし、
「何で誰も正月に仕事しないの?」
みたいなことを平気で言いやがる奴です。
不機嫌で他人を支配しようとする系のパワハラ上司です。
上に書いたのと同じ上司です。
今はもう他部署(ただし全くの別部署ではなく、関連部署)
だから基本的に関わりはないんですけど、同じフロアにいるのでたまにすれ違います。その度に一人でブツブツ文句言ってたり舌打ちしてたりするので不快です。
珍解答もいいとこですね。
「自分がなりたい状態」ですらないし。
どうやら私は上司だけでなく会社のことも相当恨んでるみたいです。
現在は世間体を気にしてホワイトな会社を気取ってますが、私が入社した頃は超絶ブラックな会社でした。
毎日0時まで残業代0円で働かされてましたよ。
究極の願いだわ。
でも真理だな。高校生の体が欲しい。
高校生の体に戻って、勉強がしたいです。
朝から夜まで授業を受けて、夜も自分で勉強する。
そんな生活に耐えられるのって、若い体力と、若くて記憶力の良い頭脳があってこそじゃないですか。
私が通った高校は進学校だったのですごく勉強が厳しく、拘束時間も長かったです。
当時は嫌で仕方がなかったけれど、今思えば勉強漬けの日々も悪いことばかりじゃなかったなと思います。