スウェイバック姿勢 腰椎伸展、骨盤後傾どちらから改善する?
こんにちは!
理学療法士、ピラティスインストラクターの飯沢です!
今回はスウェイバック姿勢での骨盤後傾、腰椎伸展アライメントどっちから優先的に改善した方が良いのか、臨床経験を元にこのような話題で記事を書いていこうと思います。
教科書には載っていない、かなり臨床的な内容で書いているのでよかった最後まで見て行ってください。
私の臨床経験を元にしている物、なので色々な考え方やパターンがあると思いますが、そこの1つとして考えてください!
一度は皆さんも・・・
腰椎伸展してるのに、骨盤は後傾しているの?
逆でもいいのですが・・・
骨盤後傾なのに、腰椎伸展?こんな疑問を持ったことはあるのではないでしょうか?
どっちから優先して介入した方が効率的なのか???
結論
結論から先に行ってしまうと・・・
私の臨床経験上
骨盤前傾よりも腰椎屈曲を優先した方が良いです。
腰椎屈曲の運動学習を優先的に行うことにより、臨床では効率的に姿勢を改善しやすいなーと実感しています。
理由としては・・・
スウェイバック姿勢の方は腰部を伸展させ緊張を強めるような形で姿勢保持を行なっています。
腰部の過剰な緊張状態を軽減させてから骨盤前傾の運動を促すことで、骨盤と腰椎の運動リズムが改善されていきます。
大臀筋やハムストリングスの短縮により骨盤後傾位し、骨盤の前傾させる事が困難な状態となっています。その状態で骨盤前傾を促しても困難なため、代償として腰椎を伸展させるようなパターン、肋骨を開くようなリブフレアのパターンになってしまうため、腰部の過剰な働きを強める形となってしまいます。
骨盤、腰椎の共同的な運動が破損している状態であり、腸腰筋や多裂筋を使った骨盤前傾を促したいのですが。骨盤前傾をいくら促しても、腰椎の伸展でのパターンが身についてしまっているため、収縮が入りづらい状態となっています。
これは皆さんも経験されている方が多いのではないでしょうか?
骨盤後傾位のため腸腰筋や多裂筋を使った骨盤前傾を促したくなりますが・・・
まずは、腸腰筋や多裂筋が働けるような環境を作ることを優先することが大切です。
そのため優先順位として腰部を固めた状態をまずは改善していく必要があります。
腰部の過剰な緊張状態を軽減させてから骨盤前傾の運動を促すことで、骨盤と腰椎の運動リズムが改善されていきます。
運動療法
腰椎の屈曲感覚を促す!
どんな方法でも良いとは思いますが・・・
地面をプッシュすることで前鋸筋の作用が働き、前鋸筋は外腹斜筋との連結があるため肋骨を締まりのポジションとなります。この状態から更に肋骨を引き込む意識+骨盤の後傾をうながすことで腰椎の屈曲感覚を高めていきます。
更に更に呼吸もいれていきましょ!!
スウェイバック姿勢の方は背部がタイトネスのなっている方がほとんどで、背部周りの伸長性が乏しいため、吸気で背部を意識していただき伸張性の獲得します。呼気では腹部を意識してもらい腹部の活動性を高め腰部の負担を軽減していきます。
腹部の活動がUPして腰椎の緊張が軽減してきたらーーー!!
胸椎伸展状態での骨盤の後傾運動など難易度をちょっとUP!
スウェイバック姿勢の方は胸椎が丸まった状態となっているため、上肢を屈曲させることで胸椎を伸展方向への力を働かせることができます。胸椎を伸展させた状態で腰椎を屈曲、レベルを少しづつ上げていきましょう!更に呼吸も一緒に入れていきましょう!
スウェイバック姿勢は骨盤後傾位なのに後傾促すの?と思われるかもしれませんが・・
まずは骨盤後傾に伴う腰椎の屈曲をしっかりと出来る様にすることで、腰部を過剰に固めている状態が軽減していきます。腰部の過上な緊張が抜けた状態をつくることで骨盤前傾に伴う腰椎の伸展の運動が行いやすくなってきます。
最初にも書いていますが・・・
スウェイバック姿勢の方は骨盤前傾運動しようとすると、腰椎伸展やリブフレアで代償してしまうため、いくら骨盤前傾を促しても、なかなか腸腰筋や多裂筋での骨盤前傾は難しいです!
まずは腰椎屈曲の獲得を第一優先にして考える事が重要と臨床を通して感じています。
今回の記事に関しては・・・
骨盤を後傾させる、ハムストリングスや大臀筋、骨盤を前傾させるために必要な腸腰筋や多裂筋に関しては大きく触れていませんが、まずは腰椎の屈曲感覚を入れることが優先順位としては高いと感じています。
上記に記載している筋肉に関しては今後の記事にて載せていこうと考えているので、よかったらフォローよろしくお願いします!
今後もpilates、ピラティス、トレーナー、若手PT向けに記事を書いていくのでよろしくお願いしまーす!
質問があればインスタグラムのDMからメッセージしていただけると返信させていただきます!
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待っててね〜!
理学療法士
PHIピラティスインストラクター
飯沢柊哉