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#映画レビュー
A Rainy Day in New York
ウディアレンの最新作。ニューヨーカーでお坊ちゃんの大学生ギャッツビーはガールフレンドのアシュリーが得たニューヨークでの大物映画監督への取材という好機に乗っかって、彼女にニューヨークを案内する週末の計画を立てる。
しかし、映画監督にアシュリーが気に入られた事をきっかけにデートの予定はどんどん狂いはじめていく。
待ちぼうけを喰らったギャッツビーは昔の恋人の妹チャンにたまたま再会し、一緒に美術館を散策す
Never Let Me Go
正直原作の良さの1ミリにも及んでいない気がするが、カズオ・イシグロの物哀しく、暗く、でもどこか郷愁を匂わす世界観はなかなかに再現できていたのではないかと思う。イギリスの曇天の様な、じっとりとしていて、陰鬱で、でも愛おしい空気感。
私達は自分の人生が自分のものである事に何も疑問を覚えずに生きている。何を食べ、何を聴き、どこに住み、誰を愛し、どうやって毎日を重ねるのか。
この映画の世界ほど究極的に、
Little Shop of Horrors
こんな花屋さんは嫌だけど、こんな街には住んでみたい。幾つになってもわくわくしてしまう世界がそこには広がっている。
ポップでレトロで、クリスマスのツリーの下みたいな彩りの街角に構える花屋さん。商売は繁盛せず頭を抱えていたところ、冴えないアルバイトの青年が持ち込んできた不思議な植物が、お店をたちまち大人気店にし、青年の叶わなそうだった恋も助けてしまう。でもこの植物、人喰いだった!!
アラン・メンケ
Conversation Piece
生身の人間関係から距離を置き、絵画に描かれた人々に囲まれて過ごす孤独なおじいさん。
でもある日上階に家族が引っ越してき、物静かで平穏だったおじいさんの日々に終わりを告げる。
上階からは色々な音が聞こえてくる。
足音、笑い声、罵り合い、破壊音、大音量のミュージック。
鳴り止まない騒音はおじいさんに新たな隣人の存在を意識させ続ける。
この映画は、人の二面性、矛盾さをよく描いている様に思う。
おじい
Little Women
アメリカでは確か12月25日のクリスマス公開だったはず。見ようと思いながらタイミングを逃してしまい、結果日本での公開を機に見ることになった。
この映画には余りにも沢山の事についてのメッセージがあり、鑑賞しながら頭がいっぱいになった。原作は19世紀に書かれたものなのに、21世紀を生きる私たちにこんなに痛いほど鋭く思いをぶつけてくる。
この時代を生きる女性の人生は、確かに今の女性の生き方は大きくか