【マーケ基礎】商売人は、ソムリエになれ。
以前、「ソムリエ」が流行りました。
もとは、ワインのソムリエですが、
野菜のソムリエ、お米のソムリエ、
旅のソムリエ、家づくりソムリエなど。
これは、何を意味しているのでしょうか。
簡単ですね。単なる流行です。
“専門家ですよ!”と、アピールしているに過ぎません。
「ソムリエ」と名乗っている人の中に、
どれほどの“本物”がいるでしょうか。
「ソムリエ」という名前をつけることで、
“売れる!”と考えたのですが、
長続きはしませんでした。
たとえ、豊富な知識を持っていたとしても、
商品に対する想い、お客さまへの想いがニセモノなら、
まわりには誰も集まってきません。
ワインのソムリエの姿を思い浮かべてください。
どうして、ソムリエになったのか。
かっこいいから? 知識を自慢したいから?
いいえ、違います。
ワインが好きだから。
自分の好きなワインのことを、
みんなに教えたいから、伝えたいから、
広めたいからです。
これは、すべての商売に通ずることです。
自分が自信を持って仕入れてきた、
フルーツの美味しさを知って欲しいと思いますよね。
この甘さ、この瑞々しさ。
知らない人に教えてあげたいと思う気持ち。
知らない人は不幸だなぁ。
うちへ来てもらえば、
いろんなフルーツを教えてあげるのに。
そんな想いを持つ人こそ、
「ソムリエ」に相応しいのです。
「教えたい」「伝えたい」「広めたい」
この想いが、お客さまを惹きつけるのです。
あなたは、「売り方」ばかり考えていませんか。
大切なのは、『伝え方』です。
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