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マーケティング基礎講座

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#マーケティング

【マーケ基礎】ネットで目立て!

テレビで取り上げられた商品・サービスには、 次の日、お客さまが殺到します。 これは、あなたもよくご存知のこと。 だったら、あなたの扱う商品・サービスも テレビで取り上げてもらいましょう。 ガンガン売れまくりますよ。 ………そうなると嬉しいのですが、 簡単ではありませんよね。 どれだけ高品質・高性能な商品を売っていても、 注目されるのは氷山の一角。 テレビで紹介されることなど、ごく稀なことです。 偶然、たまたま、ラッキーなことでしかありません。 それを期待して待つの

【マーケ基礎】経営計画の目標は“数字”ではない。

来年度の目標「売り上げ・前年度比120%達成!」。 そう言われて、 本気になれる従業員がどれだけいるでしょうか。 恐らく熱くなれるのは、社長・店主だけです。 従業員を本気モードにさせる要素がありません。 では、ノルマを達成した従業員には、 昇給や報奨金を出しますか? 確かにやる気になる方法ではありますが、 本当の意味での目標達成にはなりません。 仮に“数字”を達成できたとしても、 「同僚に鼻が高い」「認められる」 「給料・ボーナスが上がる」という、 一時的な喜びに

【マーケ基礎】戦略的発想で、困難を打破せよ!

小さな事業所は、 『戦略』というモノの考え方をしていません。 社長のワンマンである場合が多く、 直感的、場当たり的な経営を続け、 『戦略』などという言葉を バカにしていることさえあります。 経験上の“勘”で経営しているので、 旨くいっている時は、 自分には才能があると鼻高々ですが、 旨くいかなくなると、 どう対処していいのかがわからなくなり、 やがて倒産となります。 戦略的発想を持っていれば、 旨くいかせるための方法を 考えることができるだけではなく、 旨くいかなくなっ

【マーケ基礎】手に入りにくいから、欲しくなる。

北海道小樽の洋菓子舗「ルタオ」の 『ドゥーブルフロマージュ』。 クリームチーズとレアチーズを重ねた、 まろやかで、コクのあるチーズケーキで、 私がこれまで食べた中では、 一番美味しいと思っている逸品です。 北海道に行かなければ食べられない時代に、 「ぜひ、食べたい」と思ったものの、 その機会には恵まれませんでした。 百貨店の物産展に出店し始めた頃に、 願いが叶ったのですが、その美味しさにとても感動し、 以来、同じ物産展に足を運ぶようになりました。 ところが、しばらくし

【マーケ基礎】喜びは従業員と共有すべし!

会社・お店が儲かるようになってきたら、その利益は、 そこで働く人たちと分かち合わなければいけません。 トップだけがニンマリしているような会社・お店では、 近い将来、確実に潰れてしまいます。 従業員の貢献度に応じて、 儲かった分を公正に配分することが、重要なのです。 伸びている会社では、 成果によって、ボーナスや報賞金を出したり、 海外への研修や旅行に行かせたりしています。 「頑張ってくれて、ありがとう!」 という感謝の気持ちをカタチにすることが大切なのです。 従業員

【マーケ基礎】価値に見合った価格で売れ!

「このパン美味しいけど、ちょっと高いわねぇ〜」。 「ちょっと高いけど、このパン美味しいわ」。 同じことを言っているようですが、 まったくニュアンスが違います。 お店にとっては、明と暗。 前者は、再来店する可能性が低く、 後者は、リピーター・常連さんになってくれる 可能性大なのです。 パンの美味しさは認めるが、 価格に納得していないのが、前者。 パンの美味しさを認めながら、 高い価格をも受け入れているのが、後者。 「この美味しさなら、仕方ないわね」と、 価格に納得

【マーケ基礎】ネットに情報が無ければ、存在しないお店!?

テレビ業界がいま、厳しい状況にあることは、 あなたもご存知だと思います。 不況で、企業が広告予算を削った結果、 そうなったのです。 しかし、大手企業にとって、広告は不可欠なものです。 他に、何か別の手立てを取っているのでしょうか。 これまでテレビや新聞・雑誌などに投入していた予算を、 インターネットに振り分けるようになったのです。 ネットをウマく活用すれば、 低予算で効率良く広告が打てるようになります。 しかも、企業からの一方通行ではなく、 見た人とのコミュニケー

【マーケ基礎】“誰に”売るのかを明確にしろ!

ビジネスにおいては基本中の基本である、 「ターゲットの明確化」を忘れている人が多くいます。 「幅広い年齢層の方に来て欲しい」などと、 笑顔で語るオーナーが、いまだにいたりします。 マーケティングを一切勉強したことが 無いのかもしれませんね。 幅広い層に受け入れられる商品・サービスなど、 ほとんどありません。 (時間差で購買層が移っていく 商品・サービスはありますが)。 ターゲット。 つまり、“誰に”を明確にしなければ、 品揃えも、店舗演出も、売り方も、広告も、 考える

【マーケ基礎】売り上げを作るのは、定番商品。

次々に登場する新商品。 話題になれば、爆発的に売れますが、 急激に下降するのが、いまの特徴です。 ライフサイクルは極端に短く、 仕入れが難しくなっています。 お客さまが来ない、売れない、と悩んでいるお店は、 新商品(流行のモノ)が売れないから、 売り上げが落ちているのだと思い込み、 話題性のあるモノばかりを探してしまうのです。 一時的に売れると、 自分の予想が当たったことに確信を持ち、 次を探し始めます。 すべてが当たるのなら、お店も存続できますが、 そう甘くはあり

【マーケ基礎】本物のプロは、“基礎練習”を欠かさない。

この厳しい時代に、独立・開業して、 商売を成功させることができる人は、 千人にひとり、万人にひとり。 なのに、次から次へと新規参入者は増えています。 余程自信のある人か、と思いきや、 非常に安易な気持ちで始める人がほとんどです。 食べることが好きだから、と飲食店を始める人。 ファッションが好きだから、 とアパレルショップを開業する人。 儲かりそうだから……。 流行っているから……。 ファンが多いから……。 そんな甘い世界ではないことは、 なんとなく感じていながらも、

【マーケ基礎】語らないお店は、売れない!

ネット通販が急伸しているので、 私もいろんなサイトを覗いては、 その売り方を観察・分析しています。 その中で、売れているお店と売れていないお店には、 明らかな違いがあります。 どこのお店も、 いろんなサイトを見て勉強しているらしく、 見ためには、デザイン的にもよくできています。 しかし、よく見ると、その違いは歴然です。 売れているお店は“欲しくなり”、 売れていないお店は“欲しくならない”のです。 何が違うのでしょうか。 見ためは、ほとんど同じなのに。 それは、「

【マーケ基礎】目の前のチャンスを逃していませんか?

ある日、契約しているA生命保険の外交員から 電話がありました。 「契約継続の明細書をお届けしたいのですが……」。 電話を受けた家内は何も考えずに、 「ハイ、わかりました」。 私は、また別の保険を勧誘されるのかと思い、 うんざりしていました。 しかし、やって来た外交員は、 本当に明細書を渡すだけで帰ってしまいました。 “良かった”と思う反面、拍子抜けです。 逆に、どうして勧誘しないんだ?という思いも。 私や家族の年齢なども知っているはずですから、 中高年向けの新し

【マーケ基礎】小さな節約より、大きな無駄遣いを無くすこと。

経営が厳しくなると、 あらゆるところの経費削減を図ろうとします。 照明を少なくする。 包装紙を安いものに代える。 材料の質を落とす。 眼に見えやすいところから、どんどん削っていきます。 「もう、削れるところは無いか?」と血眼になって、 小さなところばかりを探し出そうとします。 店主が気づきやすいところは、 お客さまから見ても、わかりやすいのです。 「このお店はケチケチするようになった」と。 これでは、大きなマイナスです。 お客さまが、さらに離れてしまいます。 経

【マーケ基礎】お客さまの判断基準を知れ!

モノを買う時のお客さまの眼。 不景気ないま、非常に厳しくなっています。 珍しい、安い、美味しいだけでは、 なかなか買っていただけません。 しかし、そんな状況でも、 いまだ変わらずに効果が期待できる販促手法があります。 マーケティングの常識から言うと、 もう古いかもしれません。 ところが、テレビ通販やネットショップでは、 使われ続けている手法なのです。 それだけ効果がある、という証明だと言えます。 お客さまは、この手法に弱いのです。 つい買ってしまいます。 けれど、