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「永久欠番」が足りなくなる?

こんにちは。いが☆たつです。「あまり興味のないこと」について何か調べて書いてみるという文章の筋トレ3日目。トレーニングなのだから、多少ツラい思いをしないと鍛えられないんじゃないか?「書きたいことを書く」のはスラスラできるのだが、あえて自分の興味の範疇に入ってこなかった話題やニュースを取り上げて、それについて調べて書く。それはしんどいことなのだが、年齢も40代中盤にさしかかるとこうでもしないと視野は広がらない。筋肉は鍛えれば鍛えるほど強化される(筋肉は裏切らない)ので、興味の範疇や視野も鍛えれば鍛えるほど広がっていくことを期待しながら書いている。本日取り上げる「興味のない話題」は、野球。子供のころはプロ野球の試合を楽しみにしていたのだが、テレビの中継もほとんどなくなってしまい、選手の名前も忘れ、いつのまにか興味がなくなってしまった。

●巨人、川上氏の「16」で全員プレーhttps://www.sanspo.com/baseball/news/20200901/gia20090119240006-n1.html

野球好きの人にとっては、川上哲治といえばジャイアンツのレジェンド中のレジェンド。現役時代は『打撃の神様』とよばれるほどの強打者で、18年の選手生活で首位打者5回、MVP3回、打点王3回、ベストナイン10回という錚々たる記録を持つ偉大な方だ。「ボールが止まって見えた」という言葉は川上哲治の名言として有名だが、実は別の弱小球団の選手が語った言葉を、当時の報知新聞の記者がニュースの価値を上げるために「川上の言葉」として報じるほど、当時は絶大な人気があったことがうかがえる。監督としても、1973年まで9年連続リーグ優勝と日本一のいわゆる「V9」の時代を築き上げた巨人の功労者でもある。その川上哲治の生誕100周年を記念して、9月1日に行われた巨人ーDeNA戦でジャイアンツの選手全員が背番号「16」のユニフォームを着て試合をするという追悼イベントが行われた。

全員背番号は16番。お客さんはどの選手か判別ができたのだろうか?巨人の16番は川上哲治の永久欠番となっているが、野球漫画「巨人の星」では、主人公星飛雄馬が背番号16を引き継ぎ、川上哲治から叱咤激励されるシーンがある。

プロ野球選手の「永久欠番」って調べてみたらたくさんいる。巨人だけでも6人。

1 王貞治
3 長嶋茂雄 
4 黒沢俊夫 
14 沢村栄治 
16 川上哲治 
34 金田正一

阪神タイガースは3人(10 藤村富美男、11 村山実、23 吉田義男)、最近では東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一監督の77番が永久欠番になっている。少しプロ野球のことを知っている人ならばどの方も偉大な選手だったことが理解できる。永久欠番制度は、日本のプロ野球だけではなく世界の野球界でも一般的に行われているようで、ノーラン・ライアンは3球団で、ハンク・アーロンは2球団で永久欠番となっている。サッカー界でもたくさんの番号が永久欠番がある。スポーツで素晴らしい活躍をしたスター選手にとっては勲章のようなものなのだろう。また、永久欠番とならず、番号を引き継いだ選手にとっては「あの番号を超える活躍をしなくては」とプレッシャーになることもあるようだ。

ところで、あまり野球に興味のない私は今後どんどんレジェンドが増えていけば、使用する番号がなくなってしまうのではないだろうかと余計な心配が芽生えてくる。「永久」ではなく「亡くなるまで」といった制度にしてもいいのではないだろうか。今回のイベントは、川上哲治生誕100年を記念して行われたので、これを一つの区切りにして16番を返上して、後進に番号を譲ることがあってもいいかもしれない。「川上哲治を知らない」若い読売ジャイアンツのファンはどう思っているのだろうか。本日は以上です。



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