コロナへの考え方が違って、心が疲れている人へ。上機嫌でいる方法
人材教育家でマナー講師の井垣利英です。以前『コロナ疲れ』の人への回答が好評でした。そこで、今回は『家族とのコロナへの価値観の違い』に悩む人から質問が届きました。
【質問】「自分と同居している家族と、コロナへの意識の差が大きくて困っています。出かけるのを反対されて、家族とぶつかり合うのも、せっかくの家族との時間が険悪になるので、悲しいです。何かアドバイスはありますか?」
最近、この方のように、周りの人とコロナへの考え方の違いについて悩んでいる人は多いようです。20年9月7日現在の私の提案を書きます。この記事を読んで、少しでも心が軽くなったら嬉しいです。
1.恐怖と不安をあおる原因を減らす
その人がコロナが怖くて、コロナ前のように外出や外食などが出来ないのであれば、まず、何が原因で恐怖や不安をあおられているのか? 探ることが大切だと思います。
例えば、コロナの情報を連日、同じテレビ番組や同じ新聞だけで情報をえることで、情報や知識がかたよっている人が多いそうです。毎日のように、感染者数や世の中の大変な状況だけを見ていれば、どんな人でも恐怖と不安でいっぱいになりますよ。
私は起業してから20年近く、ものごとを良い方に考える方法=プラス思考を私の担当クラス【エグゼクティブ講座】や【社員研修】で教えています。プラス思考の専門家の私ですら、毎日、恐怖心をあおられれば、暗くなります。ましてや、発想の転換の仕方を知らない人が、暗い情報にどっぷりつかっていたら、もれなく恐怖と不安へ一直線です。
もしそのテレビ番組や新聞からの情報が、その人の不安の原因なのであれば、ほかの番組を見たり、ほかのことに時間を使うように提案をしたら、いかがでしょうか? たとえば、私がやった「ほかのこと」を紹介します。
2.笑える&明るい映画やコンサートのDVDを観る
コロナで緊急事態宣言が出て、自粛生活にはいった20年4月~5月。私は毎日、テレビやネットなどで、コロナの暗い情報を見ることで、恐怖や不安が増えていくことが分かったので、すぐに行動を変えました。
『男はつらいよ』『風と共に去りぬ』など元気が出て、気持ちが明るくなる映画。『おんな太閤記』『花神(かしん)』など大河ドラマ、大好きな松田聖子さんのコンサート、『まんが日本昔ばなし』DVDなど。仕事以外は、ワクワクするDVDしか見ない生活を送っていました。DVDレンタルも、しまくりました。
DVDを観て笑ったり「こんなに頑張っている人がいるんだ」と勇気をもらったり。心にどんどん明るい栄養が増えていき、おかげで、家から一歩も出ない自粛生活も、気持ちが変わり、笑顔で過ごせました。
3.YouTubeやTwitterなどでも勉強して取捨選択する
毎日、同じテレビ番組や新聞しか見ていないと、情報や知識がかたよります。だから、コロナを恐れている人に、幅広い情報を得るように提案をしてみてはいかがでしょうか?
その情報やその人の立場によって、背景に色々なおもわくがあったりします。テレビに出ていなくても、YouTubeやTwitterなどSNSで情報を発信している知識人も数多くいます。
色々な人の発言や情報、見解を見てみて、その中から取捨選択し、自分なりのコロナへの考え方、対応の仕方を作っていく方が良いかも知れません。
私も【2】で書いた時期を1ヶ月ほど過ごして以降は、毎日、テレビの情報番組は一日複数見て、有料の経済番組『NewsPicks』、YouTubeやTwitter、ネットニュースも色々見ています。
4.世界中の誰もが『コロナ初体験』だと心得る
よく考えたら、世界中の政治家も専門家も、誰もが『コロナ初体験』なのです。だれも100%正しい解答なんて、出来るはずがないのです。だから、誰かを責めるなど、誰の責任にすることも出来ません。
結局、すべて自分の責任で、自分が判断して行動するしかないのです。
コロナ禍で多くの感染症専門家という人たちが、クローズアップされています。色々な専門家の発言や人柄などを見て、「この人の言うことなら」と思える人の意見を信頼して、行動に移すのも大切だと私は思っています。
ちなみに私は、宮沢孝幸先生(京都大学ウイルス再生医科学研究所)や木村もりよさん(医師、元厚労省)の意見を参考に行動をしています。私はこのお二人の見解を毎日読んで、経済を回すためにどうコロナ対策をしたらいいか?分かって、安心して外出も外食もできています。
5.極論。自分が上機嫌でいること
ここまで提案をしても、コロナの恐怖から逃れられず、外出も外食も出来ず、ぶつかってしまうのであれば・・・
究極的には「自分が上機嫌でいる」ことに集中することだと思います。自分がいつも笑顔で楽しく、上機嫌でいれば、相手も影響されて「楽しい方がいい」と気持ちが傾くはずです。
そんな明るく楽しいあなたと一緒に、外出や外食をしたくなってくるでしょう。天照大御神様が天の岩戸に隠れていたけれど、外で宴会や踊りを楽しそうにしている声を聞いて、外に出てこられたという『古事記』にある有名なお話「天の岩戸隠れ」と同じ方法です(笑)
自分の上機嫌が周りに伝わるくらい、いつもウキウキ&ワクワク楽しいことに集中して、積極的に笑ったり、楽しめることをやってくださいね! 今、この時間も大切なあなたの人生ですから。
★井垣利英Instagram★年中行事についてアップしています。ライブ配信も不定期で配信中です。