|蚕《かいこ》
こんばんは。
先日の投稿の通り、私はマルシェで出店していますが、出店していると他の出店者の中でいろいろと珍しい、面白い、変わった商品を販売されている方にも出会います。
今年の夏に出会ったのはなんと!
蚕の佃煮です。
今では考えられないかもしれませんが、日本ではたびたび肉食禁止令が発令されていました。皆さんも心当たりがあるところではあの江戸幕府の第五代将軍徳川義綱も肉食禁止令を発令したそうです。
そのようなこともあり(他にも理由はあるそうですが)、日本での肉食が
禁止時期には貴重なタンパク源の確保とし昆虫が食べられていました。
江戸時代の多くの文献に昆虫食の記録残されています。
昆虫食大国としてイナゴや蜂の子、蚕さなぎ、セミなどを伝統食として食べていました。
私が子供の時期にもうっすらと”イナゴ”や”蜂の子”を食べた記憶が残っています。現在でも長野県等では昆虫食を食べる伝統が残っています。
とはいえ、かなり昆虫食を見なかったので2020年には無印良品が「コオロギせんべい」を発売した時はかなり驚きました。その後も「コオロギチョコ」等も発売しています。
そんな予備知識はありつつも、マルシェで「蚕の佃煮(商品名: 絹っ子)」販売している方がいた時は
びっくりしました!
中を空けてお皿に出してみると、こんな感じです。
お味は何とも言えない独特な香りがあり、食べた感じは佃煮の独特な甘味の中で何とも言えない歯ごたえです。
食レポもできないですが、独特過ぎて他のモノに置き換えて説明できない味でした。
家族に強制的に1個ずつ食べてもらったのですが、残念ながら不評で購入してきた自分が責任をとって食べています。
健康には良い?
でも恐らく体には良いのだと思います。
体に良いと言われている「桑茶」の原料もである桑には「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」、食物繊維のほか、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、鉄分などの栄養素がを含まれており、それがこの蚕の幼虫の体内で濃縮されています。。
さらに、グリシン、セリン、アラニン、チロシン、セリシン、フィブロイン等の沢山のアミノ酸も含まれています。
皆さんももしどこかの街角で蚕の佃煮に遭遇したらチャレンジしてみては如何でしょうか?
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回は「蚕」をAdobeStockから使用させていただきました。
いつもありがとうございます!
それでは、また次回の記事で会いましょう!