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絵本📖【かようびのよる】

絵本の「読み聞かせ」といいます。
自分の子どもや図書館や教室などで絵本を読んで聞かせること。

本は、読むものです。
けれど、絵本は絵で語るもの。
だからこその「読み聞かせ」
子どもは読んでもらって言葉を聞き、絵を読んでる。

極端に言葉が少ない本もあります。
このカエルの時期になると読みたくなる本「かようびのよる」

この本の言葉はとても少ない

かようび、よる8時ごろ・・・
よる 11時21分。
よあけまえ、4時38分。
つぎの かようび、よる7時58分・・・

デヴィッド・ウィーズナー 作・絵  当麻ゆか 訳 「かようびのよる」徳間書店より
中の言葉全文そのまま 

・・まで入れてこの本の文字は1冊全部で46文字。
短歌よりは多いが30秒もあれば読み終えてしまう。
この本の面白さは何といっても中のカエル。
カエルが跳ぶ、飛ぶ、行きますよ。
それが全て絵で表現されている。
表紙にはカエルの手が一部ちょこっと出ているだけ。
中のカエルがまぁなんとユーモラス。
(中のカエルを紹介するのは書作兼の関係でNG)

読むときには言葉を添えるときもあり、添えないときもあり。
共通しているのは、絵を見ている子どもが「わぁ-」と声をあげるところ。
そう、この絵本は子どもが物語をつくってくれる絵本。

必ず一度切りでは終わらない絵本。
一度読み聞かせた後で、もう一度絵をみせる。
それから先は子どもが自分でページをはぐる。

表紙のカバーにはこうあります

このできごとは あるかようびに アメリカのとあるまちで じっさいにおこったことです。もしかすると これからも かようびのばんに また、ふしぎなことがおきるかもしれません

表紙カバー

カエルの季節に読みたくなる本。
逆に読む季節を選ぶ本。

私たちは、TV、新聞、ネット、いつも言葉の世界にさらされている。
言葉で伝えることはとても大切だけど、
言葉が過剰だと疲れてしまうこともある。

カエルが鳴くかようびのよる。
夜、11時21分に窓から外を見てみたくなる。
大人も開いてみたくなる本。


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