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学校の先生ここがすごい(初転職でも戦力になれるよ)

教員から転職して1年経ちました。民間社会人歴1年です。はじめは自分の社会人としてのマナーが全然身についてなかったので名刺の渡し方すら知らなくて、これが世間知らずと言われる所以か…とも思ったりしましたが、離れてみてわかる先生の能力の高さがたくさん見つかりましたので、ここに残します。

転職を考えている先生方にとって少しでも参考になれればうれしいです。職務経歴書、何書いていいか迷ったときの参考になりますように。

突然なぜこんな記事を書き始めたかというと、やっぱ学校の先生っていいよな〜〜!となり始めたからです。思い出って美化されるのね。

でも本当に魅力ある仕事だからこそ、学校の先生がうらやましくてすてきな先生になりたくて、だけど私にはできなかった、という思いもあったりして、自信をなくしてしまった先生を応援したいという気持ちがずっとあります。

私が学校の先生に戻るかどうかはさておいて、今先生やってるみなさんの背中をおす何かきっかけになれたらうれしいです〜!


要点をつかむのがうまい

研究授業のときにグループ協議して、みんなそれぞれ話し始めたのをホワイトボードにまとめる、みたいな作業めちゃくちゃやらされません?その後各グループ発表してください、みたいな…。

あれ、先生の特技です。

あんなことできるサラリーマン、OL、民間企業にはほとんどいません。みんなで話したことのポイントとなることを短い言葉でアウトプットし、わかりやすくまとめるのは先生ならではの素晴らしい能力です。自信持ってください。

そりゃそうだ、毎日子どもの意見を黒板にまとめてるんだもん。あれ普通にやってるの本当にすごいです。


話の構成がうまい

まず第一に、声が聞きやすい。そして、話の構成がうまい。聞きたいと思わせる話し方をする先生が多い。

先生あるあるだと思うのですが、「質問が3点あります。一点目は……」っていう話し方、よくやりません?あれ、先生界隈では当たり前だったけど世間に出ると全然当たり前じゃなくて、この話し方できるだけですごくすごくすごーーくわかりやすいです。強みです。

そして話しも簡潔で短く、だけど伝えたいことはちゃんと伝わる。先生ってやっぱり話うまいんだな、と思いました。一分で話せ、と言われたらほぼ一分でまとめますよね。あれなかなかできません。

教員だったとき、友達の結婚式で教員の話のうまさを感じていましたが、民間企業で働くようになって改めて強く感じます。今の職業柄、学校の先生と話す機会が多いのですが、やっぱり先生と話してるのは楽しいです。何を話しているかが分かりやすいから。


プレゼンスキルがある

上記2つと重なるところはありますが、資料をつくってプレゼンする能力は誇っていいです。

ちょっと自慢させてください。入社して1年、一時間くらいで簡単に準備したものをプレゼンしたらめちゃくちゃ褒められました。

先生のプレゼンスキルの高さには実はポイントがあると思っています。それは、「情報を視覚化できること」です。

子どもって耳からの情報より目から入る情報のほうが理解しやすいですよね。これを経験でわかっているから、できるだけ情報を可視化しようとします。それだけで相手の理解度が変わります。これは大人も一緒です。

他の人が伝えるよりも、自分が話したほうが伝わりやすいなと気づく場面があると思います。それは自慢していいです。


会議の進行力

学級会をするとき、先生ならみんな準備をされると思います。学級会のめあて、議題、提案理由、まとめ、などなど…。お楽しみ会の学級会であれば、一番最初に共有しておかなければならない条件なども、伝えておきますよね。報告と議論の場をしっかり分けて、何を話し合えばいいのかを明確にするはずです。

なんとこれも、先生特有のスキルです。

会議の目的など考えたこともない、会議のために準備をしない大人たちが世間にはごろごろいます。会議の準備をして進行するだけで、ちやほやされます。

自分のスキル、自慢してください。


見通しをもって計画を立てる力がある

授業をつくるとき、単元計画や指導目標をみて、この力をつけさせたいから今日の授業はここまでやっとくか…みたいなのやりますよね。

これも、先生特有のスキルです。

目的があって、そのために準備をする。そして毎日それを実行する。そして次につなげる。これ本当に素晴らしい能力です。PDCAまわしまくりですよね先生って。自信持ってください。指導と評価の一体化、これはまさにPDCAまわしまくれますってことにしていいです。


マネジメント能力がある

学校の先生って基本陽キャでした。今思うとほんとにそう。

人とのつながりを大切にするから誰とでも仲良くできるし、自分からコミュニケーションとって人と繋がろうとしますよね。これが自然とできちゃう先生たち、すごいです。

しかもそれに加えて、人の表情見て元気無いなと思ったら、「ちょっと話そうか」って声かけて時間取りますよね。そしてしっかり相手の話を聞きますよね。その後、その人のために自分は何ができるかなって支援の手立て考えますよね。

子どもにやってることをそのまま大人に対してやれば、もうすっかりあなたはマネージャーです。出世します。上司にしたい人No.1です。


親しみやすい

これも社会人としてとても重要です。話しかけづらいオーラが出ているだけで世間では損です。その点学校の先生って本当に話しかけやすい。親しみやすい。仲良くなりたくなるオーラをまとっています。

現在民間企業で働く人たちと、学校の先生たちと、両方と関わる機会がある私が両方を見て言っているので本当です。安心してください。本当です。

学校の先生って表情が豊かなんですよね。笑顔が素敵な人が多い。これ実は当たり前じゃないんです。




本当はもっとたくさんあるのですが今回はこのくらいにしておきます。

先生にとって当たり前なことが実は世間では全然当たり前じゃないことがあって、それって悪い意味で捉えられがちだけど実は良い意味もたくさんあります。

初めての転職、自分に自信なくなるし怖いし、収入心配だし、でいろいろ不安になることたくさんあると思うけど、学校の先生やれてたってだけで忍耐力もあるし前向きなパワーがあるし、人に好かれる要素盛りだくさんな人に決まってるので、本当に自信持ってくださいね!

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