読書感想文「東京大田区・弁当屋のすごい経営」
こんにちは。アイシーティーリンク 櫻井と申します。
なんか、読書感想文書いた方がスキを稼げそうな気がするな…。
…はい、今回読んだのは、東京大田区・弁当屋のすごい経営」という本です。
というか、ぶっちゃけこれ読んだのって、前回の記事、読書感想文「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」の直後なんですわ。。。
https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594093884
ITの本じゃねぇっ!
と、思うなかれ。
書かれている内容は経営を回していく上でのその内部、
・お客様先に、お昼時前に遅延なく注文数通りの弁当を届けられるのか
・廃棄食材を徹底的に如何にして最小限に抑えられているのか
・弁当自体もお客様にご満足いただけている理由はなんざましょ?
これらなどなどを如何にシステマチックに、且つ美味しい(いや、ほんと美味いんすよビックリするくらい)弁当のカラクリがてんこ盛りで記載されていました。
(さっきから如何に如何にと烏賊だけに…!_(:3」∠)_ (?
はい、仕組み化ってやつです。まさに。
ここまで要約を記載し、且つ本のタイトルにもばっちり書いてますが、お解りの通り弁当屋さんのお話です。
首都圏では割とメジャーな仕出し弁当屋さんです。
私がお世話になっている出向先でも注文取ってくれてます。
※2024年11月11日現在、出向先が先月移転したため、仕出しエリア範囲外となってしまいもう食べれなくなりました…残念…。
※あら?今日はポッキーの日
まずこの本で一番衝撃だったのが、なぜ時間通りに注文数を届けられるのか、という仕組みでした。
朝9:00過ぎに注文受け付けて、12:00前には必ず弁当届いているんですよ。
配送先が10社もいかない数社だけなら、且つエリアも狭ければ素人でもイケそうと思いますですよ。
でもね、上でも記載した通り顧客は「首都圏」に渡るわけです。正確には東京都15区と神奈川の一部
結構広くないです?じゃ、どうやって時間通りに?注文数も誤りなく?
…というカラクリが書かれていて、これは目から鱗でした。
次に廃棄食材が少ないといった点
玉子屋さんは「ひと月に1度として被るメニューがない。というか、2か月間同じ献立だしてない。」と言うんです。
とすると、仕入れる食材も多種多様です。
契約社数も「え?マジで?」という多さなんです。
であれば、何事もだけど多ければ多いほど予測が難しく、発注数を見誤り食材が「残る」可能性があるわけです。
ちょっと脇道にそれますが、世界で「MOTTAINAI」という言葉が広まりました。
それが2004年当時のようです。
ところが、その言葉の起源である日本は、世界の食品ロスランキング(2021年)で14位。
ヨーロッパ諸国、ロシア、オーストラリアより食品ロスが全然多いのが現状のようです。
食材で「残る」はネックです、賞味期限ありますから、廃棄するしかない。
アパレルなどは在庫(これもなかなかにハードパンチャーだけど)にできますが食材はそうはいかない。
リミットが早いわけです。
それが考えられないくらい少ないんです、有り得ない(笑
個人的なことですが、大勢の飲み会が嫌いです。
理由は周りに気を遣うから、と自分も思ってたんですが、最近、料理が余るのを見たくないから、という理由もあるんだなと気づいたんです。
だったら食えばいいじゃんw と言われそうですが、40超えればもう若いときのようにブラックホール胃袋じゃないんです。
酒は好きですよ、一人で居酒屋入って呑むの趣味です。
一人だったら酒も肴も自分が食える分だけ頼める。腹八分目でごちそうさまして余韻に浸りながら帰路につくことができる。エゴですが個人的SDGs
おなかいっぱいで頼めなかった料理は再来店してそんときに注文すればいいですしね。
本題に戻りましょう。
で、最後の3つ目の美味しさ、ですね。
食ったらわかる!なんですよ。
やっぱね、前に書いた、なぜOnを履くと心にポッと火が灯るのか?でもそうでしたけど、自分ところの製品・商品に絶対的な自身があるんですよ。
その自信を生み出すための食材、機械、時間管理が徹底されている。
それが反映されている弁当なんですよ、ほんと、食ったらわかる。
もうこれだけ、うん
食ったらわかる!
別にわたしゃ玉子屋の宣伝部長でもなんでもないし、なんなら今お世話になっている出向先の製品を大々的にアッピルしてステマござれでやりたいんですが(笑
そういった邪念(笑)を取っ払ってでも感銘を受けた内容なので今日の記事にしてみました。
余談
ふつうは社是って、前向きな行動指針とか書いていると思いますが、玉子屋さんのは面白い(って失礼だな…)
「事業に失敗するこつ12箇条」
ちなみにこの本、出向先の社長が朝礼でご紹介されていたので買って読んでみました、とさ。
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