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24歳、何を食う#18「心をほどいて」

いよいよ来週は採血だ。
考えてみると、今のところ18日間自炊を続けて、お酒も飲まず、小麦や白砂糖、添加物をほとんど摂らずに生活していたということになる。
その変化は、顕著に現れた。
今までにないくらい肌の調子が良く、ニキビで悩んでいたのが嘘のようだ。
そして、胃腸の調子も絶好調だ。
便秘や下痢、胃痛とは無縁だし、心なしか身体が軽い。
採血をしたその日は、病院を出てそのまま、好き放題外食をするつもりである。
結果を見る前にご褒美タイムを設けるのはどうかと思ったが、ひとまず「よく頑張りました」ということで、区切りをつける意味でも好きなものを食べて良しということにした。

※「24歳、何を食う」とは、この歳にして「脂質異常症」と診断された私の約1ヶ月の食事と、日々の記録である。詳しくは#1へ。


では、本日の食事を記録していく。
朝は、飽きもせず「いつもの」。
母特製の具沢山味噌汁と、私特製の納豆丼(雑穀米150g)を食べた。
母が作ってくれる味噌汁の具は、冷蔵庫の状況によって変わる。
基本的には白菜、きのこ(数種類)、わかめ、高野豆腐だが、たまに油揚げやジャガイモが入る時もある。

昼は、またまた手作り弁当だ。
今日は冷凍してあった胸肉を使い切るために、これまた余っていたキャベツと炒めた。
味付けはすりおろした生姜と、酒、醤油のみ。
生姜焼きでもないし照り焼きでもないし、やっぱり炒めものと言うしかない。
こんな風に、名前のない料理とでも言おうか、そういうものもあるよなあと思う。
胸肉とキャベツの炒めものなんだけれど、要するに余りものを一掃するための料理でもある。
しかしそれでも、れっきとしたお弁当のメインになりうるおかずなのだ。
手の込んだキャラ弁も、冷蔵庫の余りもので作ったお弁当も、お弁当であることに変わりはない。
丹精込めて丁寧に作るのもよし!ズボラ弁当もよし!どっちもよし!と私は思う。
副菜は出来合いのきんぴらごぼうと、冷凍してあったほうれん草を使って胡麻和えを作って入れた。
おにぎりは、雑穀米150gに白ゴマ、鰹節、塩昆布を混ぜ込んで海苔でぐるっと巻いた。

仕事中の間食は、いつも通り素焼きのナッツを2袋。
ナッツは脂質が高いので、美味しいからといって食べ過ぎないように気をつけたい。

夜は、再び具沢山なサラダを用意した。
ブロッコリー、キャベツ、ツナ缶(食塩不使用ノンオイル)、ゆで卵を、クレイジーソルトとブラックペッパーで味付けした。
簡単なのに美味しい、しかもたんぱく質もしっかり摂れる素晴らしいサラダである。
飲み物は、豆乳ココアを作った。
小鍋で無糖のココアパウダーとラカントを少しのお湯で練り、無調整豆乳200mlを加えて温める。
ココアの香りと甘さで、身体も心も緩んでいった。


明日は、転職後初めての休日だ。
職場の人に、「疲れたでしょう」と労いの言葉をかけてもらった。
もちろん疲れてはいるが、なんというか、心地よさを含んだ疲れな気がする。
改めて、よく頑張ったなあ…としみじみ思う。
朝起きて朝ごはんとお弁当を作り、バスに乗って通勤して、働いてまたバスに揺られて、帰宅して夜ご飯を作る。
他にも家事だってするし、やらなくてもいいと言われたけれど仕事の復習を家で少しやってもいた。
基本の性格として「頑張り屋さん」な私は、ついつい無理をしてしまうところがある。
24年間生きてきて、他にも自分のことがかなり理解できてきた。
だからこそ、休息を取ることの大切さもわかる。
明日は食べたいものを食べ、行きつけのカフェに行き、読みたい本を買い、お気に入りのお菓子屋さんのお菓子をお取り寄せして…とにかくたっぷりと自分へご褒美を与えるつもりだ。
明後日からまた頑張るためにも、しっかりと心をほどいて緩めて、リラックスする時間を設けよう。

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