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24歳、何を食う#8「鮭、そしてお金」

スーパーで食材を買う時、ふと思う。
お金があるから、欲しいものが買える。
食べたいものがあって、それを作るための材料が買える。
世の中お金が全てでは無いと思うけれど、必要最低限のお金は必要だ。
転職活動中の私は、様々な求人を眺め、給与の欄を確認する。
さらに、賞与があるかないかもチェックする。
キャリアカウンセラーから告げられた、非正規雇用と正規雇用の生涯年収の差に絶句したり、将来年金はいくら貰えるんだろうと漠然と不安になったりもした。
そして私は、人生何回目かの転職という人生の分かれ道に立ち、お金について改めて考え始めている。

※「24歳、何を食う」とは、この歳にして「脂質異常症」と診断された私の約1ヶ月の食事と、日々の記録である。詳しくは#1へ。

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さて。
話は変わって、まずは本日の食事記録から。
今日の朝は、水切りした豆乳ヨーグルトに、冷凍バナナ、きなこ、素焼きのナッツをトッピングしたものだ。
このメニューも、私の食生活には割と頻繁に登場している。
美味しいし、なんとなくモデルになった気分になれるのでおすすめだ。
水切りする理由としては、ギリシャヨーグルトやカッテージチーズみたいになって美味しいから。

昼のメインは、贅沢に鮭を2匹。
焼くか茹でるか、私は迷うことなく茹でた。
もちろん焼き鮭も大好物だが、茹で鮭を経験してしまってからというもの、すっかりハマってしまったのである。
焼くのと違って水分が逃げないのでジューシーで、身がふわっと柔らかく仕上がるのだ。
フライパンに鮭がかぶるくらいの水、酒、みりん、醤油、あれば顆粒出汁などを入れて、沸騰したら鮭を入れる。
7分ほど茹でたら、完成だ。
驚くほど美味しいので、ぜひ試してみてほしい。
副菜は温奴、ごぼうのきんぴら、茹でもやし、きゅうりとわかめの酢の物だ。
今の時期は身体が冷えがちなので、冷奴ではなく温奴にして食べた。
生姜を載せるのもポイントだ。
ごぼうのきんぴらは、母の作り置きをめざとく見つけて、「食べたい」と言ったら快く分けてくれた。
甘じょっぱくてご飯が進む味だ。
茹でもやしは、島で買ってきた昆布塩と、えごま油をかけただけ。
ほんのり昆布を感じて、丁度いい塩気で美味しい。
そして魚料理にはやはり、口がさっぱりする酢の物は個人的に欠かせない。

炭酸水が飲みたい気分になったので、貯まっていたPontaポイントで購入。
飲むとスッキリするし、無糖なので血糖値が上がる心配もない。
噂に聞いたところ炭酸水は健康にもいいらしいが、本当なのだろうか。

夜は、母特製の具沢山味噌汁と、サラダにした。
サラダは、オクラ、食塩不使用ノンオイルのツナ缶、ゆで卵、ごぼうのきんぴらを合わせたもの。
ツナ缶とゆで卵でたんぱく質がしっかり摂れる。
これまた初めて作った組み合わせだったが、食感も良くとても美味しかった。

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受けたい求人が絞られてきて、いよいよ面接の時が近づく。
それと同時に「お金」という、目を逸らしたいけれど逸らせない現実を直視しながら、改めて自分のライフプラン、マネープランを考えている。
今を楽しむこと、人生を楽しむことももちろん大切だが、長い目で先のことをきちんと考えることも、同じくらい大切なことだろう。
こうして考えるきっかけになったのは、島でのリゾートバイトの経験や、お世話になっているキャリアカウンセラーさんとの面談があったからだ。
お金のことで、やりたいことや欲しいものを諦めたり、必要以上に我慢したくない。
将来の自分の首を絞めるようなことは、出来る限りしたくない。
人生の幅を広げるのも狭めるのも、結局自分次第ということなのだろう。
私はこれからも美味しいご飯を食べたいし、たくさん旅行にだって行きたい。
結婚だって、親孝行だってしたいし、起業にだって興味がある。
働いて、お金を稼いで、貯めて、賢く使う。
そのためにまずは、地盤を整えることだ。
今できることを、1つ1つやっていこうと思う。
きちんとお金と向き合おうと思えたこと、そのことをまず、自分で自分を褒めてやりたいと思った。

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