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架空の下 Cmaj7
夏の空を背景に、目に痛いほどの純白のシーツがはためいている、清涼飲料水を口にして、それをめくり上を眺めやる
フロスティブルーのなかにかがやく積乱雲、あの青の色に開眼して観覧だ、うん。テラスも陽に照らされてかがやいている
実はいまこちらで女友達がぐっすり眠っている。じっとしてこちらに耳を傾けているようにも見える。巻き毛で赤毛、安らかなまぶた、あ、かすかにいままたたいた
牙ない狼でも歯並びはいい、威張らない犬歯もて書き言葉の犬、よしない言葉が呪文の音符、うとうと眠る わぎみに、うた うた 空
安らぐ色あいの上空、手まえに目覚ましいシーツがゆれる、うまいぐあいに目覚ましは準備してある、彼女のまつげが小気味よくまたたく、月旅行の置き土産のよう、また目がいく
タギングされた窓辺の電柱の鳥も、ダビングしたラヴリィな音に夢中かも、タグづけしたダブ聴いてうわの空だった、そら巻き毛の彼女のこころ追え、またしても自己嫌悪オエ
音楽を追いかけて起きたらしい、気をとりなおして聴く、見た夢何色? 七色以上。三原色の才能開花、最終的には極彩色召喚、色彩の舞台は上空にある、いま、架空のオペラを見るがいい
陽にさらされた顔が赤くなる、恥さらしの甲斐 甲斐甲斐し 熱唱おじさん周知の如く、熱を帯びた共感性羞恥、それでも君はソフトジュースのように優しい、空にCoda、ソルフェージュ コードC