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目的はすり替わりやすいので要注意です
11月はお祭り三昧。
いろんな場所でいろんな催し物をしている。
昨日は家族4人で交通安全の啓発イベントに行ってきた。
毎度ながら、長男大好きはたらくくるまが大集合のイベントだ。
そこで、
私の住む広島県福山市を走る「まわローズ」というバスの展示と運転シュミレーションのゲームを行っており、
そのゲームを体験すると「まわローズ」のペーパークラフトをくれた。
「帰ってから作ろうね」
と言っていたのだが、案の定夜はバタバタと時間がなくて、そのままねんねへ突入。
寝かしつけ終えてから、
私が作っておこうと作業に取り掛かる。
と、ここで先に言っておきたいのだが、
私は地元の福山市が大好きだ!
だから、ここからは愛をこめて率直な感想を書く!
イベント会場ではじっくり見ることがなかったので気づかなかったが、
いざハサミと糊を準備して作業をはじめると、開始直後から、モヤモヤモヤ〜!と心の叫びが沸き起こってきた。
「これは、誰のためのペーパークラフトですか?!!」
って。
なんでそんなことを思ったかと言うと、
とにかく、細かすぎる…!!!
1mm〜2mmの大きさの形をハサミで切り取ったり糊付けしたりするように設計されていたから…!!
何故そんなことになってしまったかは、
作りを見てだいたい想像できた。
細部まで「まわローズ」に近づけたいが故に、(言い方キツいけど)無駄にカーブがついていたり後付けの上部パーツがあったり。
大人がしても難しい細かさ。
果たして、これを楽しみながら出来る大人が、あのイベントに来場した人の中で何人居ただろう。
イベントの趣旨的にも子連れ層がターゲットなので、
どんなに難しくても小学生が作れる程度でなくてはいけないのではないか?
多少デフォルメしてあっても、
黄色い車体と「まわローズ」のロゴが付いていれば、
きっと子どもたちは楽しく制作し、喜んで地面を走らせるだろう。
来てくれた子どもたちを喜ばせるために、何か景品を用意しよう!ってなったのかな。
だけど、
「何にする?」
って考えるうちに、目的が「子どもたちを喜ばせること」から「景品を作ること」にすり替わっちゃったのかな。
景品を用意しよう!とアイデアを出した人と、
実際に景品を準備した人との意思疎通がうまくいかなかったのかな。
そんなことが、
この「まわローズ」のペーパークラフトからものすごく滲み出ていて、
「これは、誰のためのペーパークラフトですか?!!」
って、叫びたくなったんだ。
けど、
実際の現場では、こういうことは本当に良くあることなのだ。
本来の目的が水蒸気のように蒸発してしまい、
目の前の手段を完了することが目的になってしまう。
結果、
誰も得しない作業だけが発生してしまう。
だから、
しっかりと目的を見失わないようにすることがとても大事。
そのために、
いつも念頭に置いておけるように目的を見える化すること。
同じゴールに向かっていけるよう関わる人ときちんと対話すること。
進める中で見失わないよう、都度相互に確認すること。
そうすればきっと、
子どもたちが楽しめる「まわローズ」が出来たんじゃないかな。
地元のイベントから、
そんな大事な気づきをもらった。
「まわローズ」をつくるのは大変だったけど、
長男が喜んでくれたから良しとしよう。
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