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アート思考・後藤繁雄の一日一微発見

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15年ぐらい前だけど、ネットで日々連載してい…
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイ…
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#アート

新年、ジョン・バージャーの『画家たちの「肖像」』を読むことから始める/一日一微発…

アートのことを文字にすることはたやすくはない。作家や作品について書くことは、「それ」につ…

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ストーリーテリングという現代アートのつくり方・ヤノベケンジの秘密/一日一微発見473

「物語」というともっぱら「文学」の専売特許のようなところがあった。「アート」は純粋視覚芸…

100〜
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ハイパーミュージアムという名の新美術館の館長をやります/一日一微発見470

「ハイパーミュージアム」という名前をつけた。 10月10日には、ティザーサイトも立ち上がった…

100〜
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「来たるべき絵画」とは、どんなものか?「東京都展」を見て考えた/一日一微発見445

先日たて続けに、カール・アンドレ、リチャード・セラ、フランク・ステラなどの80代の「巨匠」…

100〜
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クリストファー・ノーランの「オッペンハイマー」は賞賛に値するか?/一日一微発見440

僕は今でこそ「アート」の人だと皆思っているが、基本的に編集者だし、広告やキャンペーンのプ…

100〜
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マティスからケリーへ「ひらべったさ」の快楽/一日一微発見435

まあ今から書くのは乱暴な論かもしれないし、思いつきの域を出ないかもしれないが、書いておき…

100〜
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僕にとって世界一の美術館 台北の故宮博物院/一日一微発見418

僕は台湾の故宮博物院が好きだ。 世界を旅するようになって、まず、ロンドンの大英博物館やNYのメトロポリタンのような「大」博物館に行った時に、感動はしたが、振り返ると、そこに集められているものは、悪い言い方をすると世界中から簒奪してきたものばかりの陳列であった。 たしかにアートヒストリーは西欧中心的に発達したわけだが、その背景には植民地主義的なアシンメトリーがあることは事実である。 エジプトもメソポタミアも、古代の高度な文明は解体されて、西洋史の一部に再編されてしまった。博物

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日本の美術をアップデートする⑨棟方志功リターンズ/一日一微発見413

竹橋の東京国立近代美術館は予想をこえて、たくさんの人々でごったがえしていた。 平日である…

100〜
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杉本博司における「アート思考」 「本歌取り」をめぐって/一日一微発見405

松濤美術館は、あらためて言うまでもなく建築家・白井晟一が設計した作品であり、美術館として…

100〜
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現代写真の、地図のない旅。行き先のない旅、についての本をまとめました/一日一微発…

この11月の終わり頃に、僕の新しい本『現代写真』が出版社リトルモアから全国発売される。トー…

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僕の夏の課題読書②ルシアン・フロイドの評伝で考えたこと/一日一微発見400

壁に、「FLESH」とカッティングシートの文字があった。「肉か」。確かに、「これらの絵」をそ…

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ヴィジョナリーよ出でよ!! トム・ヨークとドンウッドのコラボを巡って/一日一微発見39…

最近よく思うのは、今、この世界の中で、「劣化」しないのは、優れたアーティストが生み出すヴ…

100〜
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荒川修作とマドリン・ギンズの「意味のメカニズム」という宿題を解きに行く/一日一微…

軽井沢のセゾン美術館に、荒川修作とマドリン・ギンズの問題作(ぼくにとっての)「意味のメカ…

100〜
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たかくらかずき君のNFTアート作品「ハイパー神社」のこと。そしてネクスト!/一日一微発見396

NFTアートのプラットフォームであるTRANSFORM ARTのスーパーバイザーをやっている。 第一弾アーティストにキャスティングした、たかくらかずき君のNFTアート作品「ハイパー神社」のセールスが好調だ。 NFTアートの動きは、2021年のバブルをピークにして、今はアートマーケットとしては沈静化しているというニュースばかりが語られている。OpenSeaなども後退戦だ。 にもかかわらず「ハイパー神社」が好調なので、さらに注目が集まっているのだ。なぜ、上手く推移しているのかと

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