リワーク日記61 転職後はじめての出張はトラブル対応でした
唐突に金曜日の夕方に出張の指令を受けました。その日は上司さん、あたふたして各所に電話をかけていましたから何かあったんだろうとはすぐに分かりましたが、見事に火の粉を浴びることになりました。しかも月曜朝からの要件だったので、日曜日のうちに現地入りしないといけないというおまけつき。
トラブル対応が転職後はじめての出張とは。せっかくならもっと普通の案件がよかったです。上司さんはすみませんと謝っていましたが、私は遠方への出張は慣れていますし、前泊も平気です。日曜日に早めに移動して、子供の影響でやり始めたポケモンGOで出張先の珍しいポケモンをゲットしてきましたので問題ありません。美味しい地場のご飯も楽しめましたし。
見ていてなんとなくこの上司さんは、前職時代の私の上司に立ち回り方が似ているなと思います。雰囲気も。なのでついつい錯覚してしまいますが、昔の上司よりも優柔不断さが少なく自己中心的な図々しさがないので接しやすさを感じます。
相変わらず上司さんのお手伝いをする日々が続いているわけですが、実際にやってみなければ覚えられないことも多いにも関わらず、現状あまりにやることが少ないので、その出張の際に上司さんに今後の私の担当業務決めについて話したところ、来月から徐々に私の担当業務を用意して引き継ぎをしながら仕事に慣れていくことになりました。
新卒並みとは言わないまでも、かなりゆっくりとしたペースで私の新職場への定着は進んでいます。
主治医の先生に話したら結構驚かれていました。私も驚きですが、どうやら過去に中途採用で入ってもらった人の定着に失敗したという苦い経験があるようです。しかも私はメンタル休職経験者ですから、余計に慎重になっているのでしょう。こちらとしては助かりますが、もう一方では本格的に負荷がかかった時の心身の反応を見たり、対処をうまくやれるかを確かめたりしたいので、もう少しペースを上げてもらっても良いくらいです。
それに本格的に負荷がかかった時の状態を確認できない限り、主治医も治療の終了可否を判断できません。まあ、それでひとり勝手に焦るのも馬鹿馬鹿しい話ですから、気にしないようにしますが。
その意味では今回、新幹線を使った遠方への出張をこなすことができましたのでひとつプラス材料が増えてよかったと思っています。直接自分ひとりでトラブル対処をしたわけではありませんので、その分負荷は低かったとは思いますが、それでも休日が潰れた割には気分に悪影響が出るなどはありませんでした。
それから前の職場よりもメンバー間のコミュニケーションは活発だと感じます。上司への報告や相談なども活発で、上司からの支援も多いように見受けられます。以前の会社ではほぼ孤立無縁の個人商店状態になっていましたので、その点はだいぶ違っていて、チームで仕事に当たろうという雰囲気が強いです。その点は心強さを感じますので、これからが楽しみです。
週明けには私の担当業務が上司から発表される予定になっています。それも楽しみにしたいと思います。これでまた不確定要素がひとつ減って、私がやるべきこと、準備すべきことが一段明確になります。不確定要素が減ることが不安の軽減には大事です。
と言うことで、私のメンタル休職からの社会復帰はとてつもなく遅いペースですがちゃんと進んでいます。元の職場への復職ではなく転職を選んだ時には、いきなりMAXで働くことが要求される厳しい道だと思っていましたが、ありがたいことに私の場合には予想外にゆっくりすぎるほどの余裕を与えてもらえています。おかげで社会復帰の成功率を上げることができると思っています。
私が成功例になれば、会社はたとえメンタル休職経験者でも良い人材なら受け入れ可能だと自信を持つことになるでしょう。これは社会全体にとっても利益になります。メンタル不調者への偏見やハンデがなくなると良いです。まあ、私個人としてはそこまで大きな使命感を背負うつもりはありませんが、会社は頑張ってよとは思います。メンタル不調者を生み出す側ではなく、受け入れる側に回ってもらいたいです。
それはともかく、とにかく焦らず着実に、リラックスしてやっていきたいです。