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リワーク日記147 猫が手術から戻ってきてメンタル回復した【特別編】

(前回までのあらすじ)
保護猫譲渡契約により最高に優しい保護主のおばさんの家から、怪しげなうつ病サバイバーの人間の家に引っ越してきた兄弟子猫2匹。毎日ご飯はもらえトイレ掃除もしてくれるので永住してあげても良いかと考え始めていたある日、突然発狂してしまった飼い主にご飯抜きのまま無理やり車に乗せられて特級呪詛師の館に連行されるという衝撃的な事件に巻き込まれてしまう。末期の重度厨二病を患う飼い主は「2つの輝く果球を預けよ」という痛々しい意味不明なポエムを言い残して2匹を置き去りにしてしまう。怯える2匹の前に姿を現した白衣の呪詛師は、2匹に呪術をかけて眠らせ監禁するのだった…。

我が家の可愛い子猫ちゃんたちが無事に去勢手術を終えて戻ってきました。とても元気です。良かった、良かった。ニャンコたちは病院に1泊していましたので、その間の家はいるべきものがいない静寂で空っぽな箱のようでした。

手術翌朝にお迎えに行って診察室で再会した途端、ニャンズが「にゃーにゃー!」と声を上げて興奮してくれていました。病院のスタッフさんによれば、ずっと萎縮して黙って固まっていたそうです。怖くて寂しかったんだね。また会えて嬉しいね。

帰りの車中でもずっと「ニャーニャー」と何があったかを教えてくれていました。帰宅してからはたっぷりのご褒美ご飯を食べてもらって今は満足して寝ています。

去勢手術を完了したことでニャーニャーさんたちは気持ちも落ち着き長生きできることでしょう。加えて、これで保護猫譲渡の条件のひとつをクリアできましたので、我が家が子猫ちゃんたちの永住の地に相応しいと保護主さんに証明できます。

そして、これが一番重要なことですが、可愛い子猫ちゃんたちが戻ってきてくれたことで我が家の中で欠けていたピースが再びはまって完全さを回復しました。私のお腹の上に座って甘えている子猫ちゃんの体重や体温や喉を鳴らす振動を感じると、本当に幸せです。たとえお仕事がいかにうまく行こうとも私の幸福には何ら寄与しません。お仕事はせいぜい私の幸せな生活を邪魔しないようにお行儀よくしていてもらいたいものです。

以前から書いてきている通り、私の人生の使命のひとつが猫と暮らすことです。仕事はあくまでそのための資金源でしかありません。自分の使命に力を注ぎ、猫飼いとしての経験を積むことで私の人生は充実します。仕事や出世では充実しません。資金源の安定化と自分の幸せを混同してはいけないのです。

とにかく猫なき夜の長いこと長いこと。これで今夜からまた温かい気持ちで眠れます。そういうわけでリワーク日記特別編はここまでです。また次回を楽しみにしていてください!

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