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あしたのジョー2 アニメ✖️マンガ比較 第七話 さまよえる・・・野獣のように

アニメおすすめ度 ★★★★☆

いまだに顔面を撃つことのできないボクサーとしては欠陥であるジョー。
どうすることもできず丹下拳闘クラブを畳む決意をする丹下。
まさにどん底。
そんな中で開催される南郷とカルロスの試合。
ジョーのどん底復帰に向けて少しずつ物語は進んでいきます。

とはいえ今回は本当にどん底、どんどんと落ちていく丹下拳闘クラブの面々が描かれます。
マンガ版では以前から引退が決まっていた西、アニメ版では今話での試合で右手を痛め引退を決める。
もともとあった希望を失い、さらなるどん底へと落とされるジョー。
きつい・・・。
引退しないよう説得するジョーの姿は実に悲痛。
さりげなく描かれる涙が非常に印象に残ります。

絶望の真っ只中で行われるカルロスと南郷の試合。
ジョーのどん底復帰に向け、ここで大切なのは『カルロスの強さ』。
ただ物語上、カルロスは『強い』と『弱い』の両方を描かなければならない。
その『切り替わる瞬間』がきちんと出ているのが最高なわけです。
それまで打たれっぱなしだったカルロス、鋭い目の輝きが一瞬入ってから必殺のパンチ。
ただのパンチでは「ラッキーパンチ」に見える可能性があるところを、目のカットを入れることで確実に狙った一撃として描く。
カルロスの底知れなさたるや・・・。

ここまでの物語についてはこちら。

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