あしたのジョー２ アニメ✖️マンガ比較 第二十六話 チャンピオン・・・敗者の栄光
アニメおすすめ度 ★★★★☆
金との激闘を終え、ついに東洋チャンピオンとなったジョー。
アニメ版も後半戦に突入しオープニングも『Midnight Blues』に。
『傷だらけの栄光』はボクシングの練習風景をメインで描き出してきたのに対し、今回は各地を闊歩するジョーの姿がメインで描かれる。
そして今回の物語も、金戦を終えたジョーの日常がメインなわけです。
祝賀会が続くジョーが「こいつは減量よりも辛えや」って言うの、非常に洒落が聞いてていいですな。
さて、今回は西が新車を買ったくだり以外はアニメ版オリジナル。
前半で子供たちと戯れるジョー、すごくいい。
この手のシーン、マンガ版にはほとんどないんだけどアニメ版だと時々入ります。
こういうシーンがあるが故、マンガ版よりアニメ版の方がジョーが人間臭く見えるわけなのです。
そして登場するオリジナルキャラ、元全日本ライト級チャンピオン、村上。
焼き鳥屋の店主、ただのおっさんにしか見えないわけですが。
出会ってすぐにジョーの正体を見破ったりとただものではない感じ。
ここでホセの重要な情報が！？？と思わせるわけなのです。
が、実際はただのおっさんでしたね・・・割となさけない感じ。
それでも「自分に相手が世界チャンピオンになる、理屈抜きに嬉しいもんなんですよ」と。
敗者側の心の声があまり描かれないこの作品。
村上の声はホセ攻略のヒントにはならなかった、それでもジョーのモチベーションを確実に変えて行ったわけです。
ここに金の引退の話が乗っかるわけですから、一入ですなぁ。
ここまでの物語についてはこちら。
脚本 大和屋竺
コンテ 善福次郎
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