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YAWARA! アニメ✖️マンガ比較 第三十一話 受験日のプレゼント

アニメおすすめ度 ★★★★☆

ついに迎えた柔の三葉女子短大受験。
しかしながら前日の試合で手首を捻挫してしまった柔。
まともにペンを握ることすらままならない彼女にここ一番救いの手を差し伸べるのが・・・松田!!
物語のなかで最も松田がかっこいいのはここか、終盤か、ってぐらいなところで。
松田の、自らを投げ打って柔の望みを叶えようとする姿、非常に痺れるわけなのです!!

そんな今回、松田が柔を助けるくだりにオリジナルシーンだったり、舞台の微妙な変更だったりがなかなかあり。
その一つ一つがうまいこと物語演出で良い方に働いているのが非常に秀逸なわけです。
例えば、三葉女子短大で松田と柔が出会うシーン。
松田が警備員に尋問されているところに柔が出会すのは完全にアニメ版オリジナル。
このシーン、割とよくあるギャグシーンながらそれが加わることで作品のノリが軽くなって非常に良いわけなのです。
そして、そこから逃げる演出が入り、柔の手を掴み、痛がる柔を見て捻挫に気付く。
マンガ版では包帯を巻いているのを見て捻挫に気付くわけなのですが、アニメ版では柔が痛がっているシーンが加わっていることになるわけで。
これが結果的に捻挫の深刻さをより一層強く演出していて最高なわけなのです。
と、柔の手にハンカチを巻く松田がより一層イケメンに見えるわけで。
巻きながらの「昔ウィンブルドンで・・・」の一連のセリフもオリジナル。
いいなぁ。

あと、ちょっとしたシーンですが、風祭とセフレ(?)の一連のやりとり。
セリフはマンガ版をなぞっているのですが動作などなどがマンガ版から大きく変わっているのでその辺りも結構面白いですな。
最後に風祭が窓に向かって手を合わせてるところとか面白すぎて・・・。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 高橋義昌
絵コンテ・演出 片山一良
作画監督 佐藤雄三

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