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めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第七十七話 あっぱれ五代!たまには見せます男の意地

アニメおすすめ度 ★★☆☆☆

アニメ版めぞん一刻も終盤、ついにオープニング、エンディング共に最後の一曲になりました。
オープニングである「陽だまり」の映像、非常にケミカルなんですがあれはいったい・・・。
幻覚を見せられ、最後の響子と惣一郎のカットで幻覚から覚めるような感じが・・・僕だけ・・・?

さて、マンガ版から積み重なり積み重なりで気がつけば全く違うところに話がきてしまったアニメ版めぞん一刻。
物語の矛盾を説明したり、元の設定状況まで戻したり、調整って感じの一話です。
言うなればアニメでしか必要にならない一話、丸々アニメオリジナルなわけです。
前半を主に占めるのが「裕作と坂本が居酒屋で愚痴をこぼすシーン」と「一刻館住人と八神と愉快な仲間たちが語らうシーン」。
話題の中心は「幼稚園でのバイトと就職活動の両立」と「八神の就職斡旋」について。
どちらもアニメ版オリジナル要素に関して、なのです。
とにかくここ、説明が全部セリフ・・・。
絵的な動きもないので見ていて飽きるというか・・・。

で、後半は前半で話した「幼稚園でのバイト」と「八神のバイト斡旋」についての物語が進行するわけなのですが。
どちらも釈然としない。

まず、幼稚園でのバイト、園長から運動会の飾り付けを頼まれるわけです。
「就職活動を優先していいっから」と断りを入れつつではあるけれど、それを頼むのはいささか勝手にしか見えない。
頼んできているのが一刻館の住人ならまだしも、幼稚園の園長がそんな無茶な頼み事をする人であって欲しくはないかな・・・と。
結果的にかなりの労力の仕事を裕作がするに至っているわけで。
どうなんだろうか、と。

もう一つは八神の就職斡旋に関して。
これは時代がずれているが故のモヤモヤなのかもですが、みんな揃って八神の斡旋をあてにしすぎな気が。
コネ入社が当たり前の時代なのか・・・人間一人に将来を頼りすぎじゃないかな・・・。
まして八神母がこの斡旋に協力的に動いている同期も全くもって謎。
そして結果八神父からの紹介状を断る裕作。
これならそもそも八神を再登場させる必要もなかったような。
どうにも無理矢理話をマンガ版に寄せるための一話だったのかな、と思わされるわけなのです。

ここまでの物語についてはこちら。

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