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めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第七十四話 就職戦線異常あり!五代サヨナラ大逆転

アニメおすすめ度 ★★★☆☆

非常に不可思議なのですが・・・。
マンガ版では最後の最後まで就職が決まらず、卒業寸前に滑り込みで就職を決めた裕作。
が、アニメ版だと苦労こそすれ坂本よりも早い就職決定。
マンガ版の要所要所で出てきた不採用通知もなし。
『サヨナラ大逆転』ってほどの感じじゃないんだけども・・・。

さてさて、今回全体的に話が暗い方向に演出されています。
なんというか、深刻・・・。
裕作と八神父に八神を連れて帰ってもらえるように話すシーンでは八神父の登場にいきなりペコペコしてしまう裕作は描かれず。
「僕は管理人さんが好きなんだ!!」のセリフもマンガ版とは違いマジな表情の裕作。
とにかく空気感が真面目なわけです。
これは今回のラストシーン、就職が決まったカツギ商会(マンガ版では霞商会)の倒産を知ったシーンでも暗いBGMが入り絶望的な空気感に。
マンガ版とは大きく印象が違うわけです。

ただ、ここ非常に微妙なのは・・・状況としてマンガ版ほど絶望的じゃないこと。
マンガ版ではどこも就職が決まらず、卒業ギリギリで内定した会社が倒産した、という状況に対して
アニメ版は「内定一番乗り」と坂本に言われているわけです。
なのでショックはショックだけど、あまり切迫感のある状況じゃないと言うか。
それ故、そこまで重い演出にする必要はなかったのでは、と思う次第なのです。

アニメ版オリジナルで入った八神が裕作の家でさんまを焼くシーン。
八神のポンコツっぷりが出てていいな、と。
八神母と対比になっているのもいいですね。

ここまでの物語についてはこちら。

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