記事一覧
なぜ市民性を醸成していくのか〜「いる」ことですでに関わり合っている私たちだからこそ〜
市民性は私たちをケアし、癒し、エンパワーする。
「傘持ちますよ」
突然の大雨の中、ベビーカーを片手に大泣きする子どもを抱っこしながら
抱っこ紐を忘れたことを後悔しつつ、子どもだけは濡れないようにと傘の配置に試行錯誤しながらの帰り道。
声をかけてきたその女性の温かさに、片道40分の道のりを片手に子ども片手にベビーカーと傘、重い荷物を背負って、疲れ果てていた私の心が柔らかく緩み、緊張していた肩が緩み
私たちの手元から、明日へ〜PIECESのロゴに込めた想いと大事なお願い〜
PIECESという団体名の由来〜私たちの手元にすでにある未来〜
先人たちが耕してきた社会の土壌を受け取り、この世界を共にするさまざまな存在とともに、今を育み、次の時代につなげていく。
そんな私たちの持つ大切なエッセンスが、紡がれ広がりうねりとなり、柔らかくしなやかな、優しくも躍動的で力強い次の時代への源となっている様を想像して、PIECESという名前が生まれました。
私たちの手元には、過去から
大きな事件があったとき、私たちが心を守り、社会のレジリエンスを大切にするために
安倍元首相の事件について、さまざまな報道やSNSでの情報が流れています。
事件自体は、その人に対してこれまでどんな感情を持っていたとしても、誰もが傷つきうる可能性の高いことです。
誰もが知っている有名な人であったり、一国の首相を務めた自分たちの暮らす国と密接に関わる人である場合、より広範囲に、誰もにとって影響が起こりえます。また、「コレクティブトラウマ」という集団としての傷ともなり得ます。
この
世界で紛争や戦争が起きている時の子どもとの関わり
ウクライナ・ロシア情勢が刻々と変化する中で、子どもたちもニュースでそのことを目にする機会や、大人が話すことを耳にする機会が増えているかもしれません。
私たちが自分なりに社会で起きていることを受け取っているように、子どももその子なりに起こっていることを受け取っています。受け取ったことをどのように認識するか、どのように対処するかは年齢や発達により、そして一人一人違います。
いつもと違う状況やニュー
あっちとこっちときみとぼくと
こっちがぼく
あっちはきみ
ぼくときみの間に境界線が現れた
こっちにこないで
きたいときはどうするの?
現れた境界線の力に
思わず立ち止まるぼくときみの頭の上を
ムクドリたちが飛んでいった
ねえ ぼくも鳥になれたらいいのに
あっちがぼく こっちがきみ
きみがゆっくり眠れるように
ぼくが自分でいられるように
ぼくときみは自由に動かしたり上げた下げたりできる境界線をつくった
たくさんの本当の世界
トクトクトク
ぼくはぼくのからだにそっと耳を澄ます
とくとくとく
ぼくは今日も生きている
トントントン
ぼくはぼくのうしろにそっと耳を澄ます
とんとんとん
誰かが階段をおりる音がする
長くて短い のぼる音よりちょっぴり低い音
パタ
ぼくはぼくの手元にそっと耳を澄ます
ぱた
本がそっと閉じられた音
大好きな寂しい音
キャキャキャ
ぼくはぼくの横にいるちっちゃな生き物に耳
ことばに「優しい間」を宿す
目に涙をため
顔を真っ赤にして
いつもより眉が上がったあの子は
普段話す声を3くらいだとしたら10くらいのボリュームで
普段話すスピードを2くらいだとしたら9くらいのスピードで
言葉を発した。
そして、手を握りこぶしにしてわたしの方に拳を向けた。
**
「かんしゃく」というメガネで切り取られた
そのメガネをそっとはずしてみると
そこには一人の人の姿が浮かび上がってくる。
わた
異なるものたちが共に生きる明日を共に育む 〜PoFというプロジェクト〜
「なぜ、自然の一部であるわたしは、毛虫を毛虫という理由だけで踏み潰す人間の一部なのだろう」
「なぜ、自然の一部である人間は、そこに暮らす猫を 野良猫 と名付けて勝手にその命のあり方を決めるのだろう」
「なぜ、自然の一部であるわたしとあなたは、その違いを排除の理由に、傷つける理由に、相手の命を勝手に決める理由にするのだろう」
物心つく時から尽きることのなかった疑問と、その頃からわたしの心に育ま