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心理学から学ぶ “嫌味”

 みなさんのまわりには「余計なひと言」を言う人はいませんか?

「この人なんで今こんなことを言うんだろう…」

と不快に感じたことはありませんか?

そんな人に対し「だからこの人は嫌われるんだよな」と思う方も多いのではないでしょうか。

今日はそんな“余計なひと言”についてお話していきたいと思います。


■余計なひと言を言って嫌われる人

例えばあなたが

「私ね すごく子供が大好きなの!」

と楽しそうに話しているとします。

それに対し「俺、子供嫌いなんだよね」

、、、、、

、、、、、、、

と、すぐに言ってしまうような人です。


こういう人は相手の気持ちなんて関係なく余計なひと言を言ってしまいます。

意外なことに、世の中には余計なひと言を言ってしまう人がとても多いのです。

仮に自分が子供を苦手としていたとしても普通の人であれば

「そんなに好きなんだね。いいね」

と言えばいいだけなのにも関わらず です。


なにも相手は「絶対に子供を好きになってくれ!」と強要しているわけではないのですから。


■なんでも正直に言えばいいというものではない


お話の上手な人は例えば相手が

「私、子供が大好きなんだけど」

と言えば

「そうなんだね。好きなんだね」

と答えます。

仮に

「あなたはどうですか?」

と聞かれたとしても

「私は子供がいないし接する機会もあまりないからよくわからないけど、あなたがそう言うんだから可愛いんだろうね」

と答えます。

要するに自分が嫌いだったとしても、相手の感情に寄り添うような言葉を使います。


また、別の例ですが

「僕は社長をすごく尊敬してるんだ」

と言ったとします。

ならば「いいことだね」と返せばいいだけです。


仮にその社長の評判が良くなかったとしても

「あなたの会社の社長すごく評判悪いよ」

とわざわざ言う必要はありません。

人間は関係性の中で生きています。

思ったことをストレートに言っていい場合と、絶対に言ってはいけない場合があります。


こんな話をしていると中には

「あの人は口が悪いけど本当はいい人なんだよ」

と言う人がいますが、私個人としては口の悪い人でいい人はいません。

理由は、口からその言葉が出るということはその人が頭の中で考えているから出る からです。

心の中にない言葉は口からは決して出てこないのです。

愛情ある人の口からは愛のある言葉が。
意地の悪い人からは意地の悪い言葉が出てきます。

残念なことに、否定的なことしか言えない迷惑な皮肉屋は必ず存在します。

どんなに正しくても
どんなに本当のことでも

 必要のない場面でむやみに相手を傷つけることを言うのは絶対にやめましょう。

 そして相手に共感する言葉寄り添う言葉を返していくだけで必ずその人の魅力は上がります。


■さいごに

「相手がこう言ったから」という言葉だけでコミュニケーションを展開していくと思ってもみない現実を引き寄せてしまうことがあります。

恋人や友達とのやりとりでも「そんなつもりで言ったんじゃないのに…」とケンカになることもよくありますよね。

本当に大切なのは表面上の「言葉」だけでなくその奥にある「感情」に焦点をあてることではないでしょうか。

もし“余計なひと言”を言ってしまっている心当たりのある方は今日からでもすぐにやめることをおすすめします!
 せっかくのあなたの魅力が台無しになってしまうのですぐにでもやめるよう心掛けましょう。

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