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【茨城県県北地域の頑張る若手経営者】糀や 菊池商店(第2回:強み編)

糀や 菊池商店

 茨城県大子町で米糀を造り続けて200年以上。手造りされる米糀や味噌は、昔ながらの方法で丁寧に造られ、添加物は一切使用しない。

〇糀や 菊池商店

 今回は、「糀や 菊池商店」の「強み」を中心にご紹介します。
 
 同商店は、元々は米糀を専門で造っていましたが、自宅で味噌を仕込む家が少なくなったことから、祖父母の代から味噌造りを始めたとのこと。
 
 その味噌を造る際には、昔ながらの方法にこだわり、大豆を煮る際にも、かまどで薪を使ってコトコトと煮ています。こうして大豆をじっくりと煮ることで、味噌になった時の香りや甘みが十分に引き出せるとのこと。

材料も国内産にこだわり、大豆は国内最高品質とされる岩手県や秋田県の一等級品、塩も国内産の天然塩、そして、糀に使うお米は茨城県産の産地を選んだ「こしひかり」を使っています。
 
 更に、長年使っている糀室と木樽を使うことで、菊池商店の特徴である甘みに深みがある味噌になるとのことで、特に木樽での熟成が美味しい味噌づくりには欠かせないと菊池さんは語る。

  添加物を一切使用せずに造られる味噌は、みそ汁を作っても、普通は何回か温めるとドロドロになってしまうが、サラサラのままとのこと。
 
 最近、味噌を造る店が後継者難で廃業してしまい、毎日飲むみそ汁にこだわるお客さんが、同商店の味噌を遠くから買いに来ることが増えています。

 第1回 菊池商店 「家業継承編」


<糀や 菊池商店>
 〒319-3555 茨城県大子町下野宮765
 TEL・FAX 0295-72-4008
 営業時間 8:00~19:00(訪問時は要問合せ)