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”風災”とは?台風の被害にも備えることができる火災保険の風災補償。これだけは知っておこう


保険簿(ほけんぼ)公式note編集部です。


今回のテーマは”風災”です。

”風災”と聞くと真っ先に台風を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。日本では7月~10月に台風の活動が活発になります。中でも8,9月の上陸が最も多いため、今年もまだまだ油断できません。


そして、火災保険の補償の中に「風災補償」という項目を見たことがある方もいると思います。とはいえ具体的にどんな被害で補償がおりるのかイメージがつきにくいのも”風災”の特徴です。

この記事では、
・「風災」による被害の具体例

火災保険の「風災補償」はどんなとき適用されるのか
同じく火災保険の補償にある「物体の飛来」との違いは?

こういった基本を解説していきます!
台風や自然災害に備えながら、加入中の保険の補償内容も事前に確認しておきましょう。





風災による被害とは?


”風災”とは、台風をはじめとする竜巻や暴風、突風といった風による自然災害をさします。

では、火災保険にある”風災補償”は、具体的にどの様な被害があれば補償を受けられるのでしょうか。”風災補償”が適用される可能性がある例をあげます。

台風などの暴風・強風で…
・屋根が壊れた
・ベランダが破損した
・カーポートの骨組みが変形してしまった
・飛んできた看板がぶつかりドアや壁が破損した
・飛んできた石によって窓ガラスが割れ、家の中や家財が水浸しになった
・屋根瓦が飛び、そこから入る雨で電化製品が壊れた

もちろん契約内容によりますが、こういった家や家財が被害に遭った場合に補償を受けられる可能性があります。


🪧補足POINT
台風などの風災によって
・自動車が損害を受けた場合→自動車保険
・自分や家族がケガをして医療費がかかった場合→医療保険や傷害保険
など対象や状況によって火災保険以外の保険もチェックしましょう。


あなたの保険の風災補償は?事前に知っておきたいポイント


契約中の火災保険に「風災補償」がついていれば、必ず適用されるわけではありません。チェックしておきたい基本のポイントは2つです。

POINT① 補償の対象は?

風災補償の対象が「建物」だけか「家財」だけか。もしくはどちらも契約しているのかが重要です。

最近では柔軟に補償の選択ができる火災保険も出ています。「風災補償は建物のみ対象として契約した」など、自分の契約状況を確認しましょう。

POINT② ○○万円未満の損害は補償対象外?

「自己負担額(免責金額)」にも注意が必要です。
例として、自己負担額を10万円に設定していた場合
・損害額が15万であれば、保険金は15万-10万=5万円支払われる
・損害額が3万であれば、自己負担額に収まるため保険金はおりない

このように自己負担額の設定によって受け取る保険金が変わります。風災の被害額はおおよそ20万円以下に収まることが多いため、設定している金額を一度確認しましょう。

🪧とはいえ、自己負担額0円の保険が良いというわけではありません。自己負担額が少ないとその分保険料は高くなります。お住まいの地域などを考慮し、リスクと保険料の兼ね合いを見極めましょう。


🪧補足POINT
風災は、雹災・雪災とともに一つの補償として扱われることが多いです。この記事で自分の保険が風災に対応していることに気がついたら、雹や雪の被害も対象となるかもしれません。
近年、突然の雹被害発生のニュースなども見かけます。頭の片隅に置いておくといいかもしれません。


「物体の飛来」と「風災」の違いとは?


火災保険の補償項目の一つにある「物体の落下・飛来」。こちらは次のような外部からの事故による損害が対象です。

・ボールが投げ込まれ、窓ガラスが割れた
・ドローンが落下してきて、ベランダが破損した
・近くのビルから看板が落下して、建物に損害を受けた
・鳥が衝突し、窓ガラスが割れた

このように「窓ガラスが割れた」といった被害自体は同じでも、自然災害である風災の補償と原因が異なることがポイントです。


風による被害は「風災」水による被害は「水災」


台風による大雨など、水による被害は火災保険の「水災補償」が有効です。

ややこしいのは、「暴風で屋根瓦が飛び、そこから入る雨で電化製品が壊れた」といった場合。雨漏りの原因となったのは風なので、水災ではなく風災補償の対象となる可能性があります。

さらに「落雷」による被害の補償もまた別で存在します。
台風への保険の備えを確認したいときは、ご自身の火災保険の「風災」「水災」「落雷」の補償をそれぞれ見ておくといいかもしれません。


実際に請求するときのポイントは?


一般的な火災保険の請求の流れ
①保険会社に事故発生を連絡+被害状況を撮影
②保険金請求書類の受け取り
(立ち合い調査や修理の見積もりなどが必要な場合あり。)
③請求書類の作成・取得・提出
④保険会社側での書類の確認・承認

自宅が損害を受けたとき忘れずに行いたいのが被害状況の撮影です。
片付けを行う前に、安全を確保して写真におさめておきましょう。自宅の全景と、被害箇所の近景・遠景など複数の確度から撮影しておくことで被害状況を明確に伝えることができます。


そして何よりもまずは保険会社への速やかな連絡が必要です。
スムーズに連絡を行うために、証券番号などの契約情報をすぐ確認できるよう、日頃から保険を管理しておくことが大切です。



いつでもどこでも確認できる保険管理を


保険の書類はファイリングして管理されている方が多いと思います。しかし実際の被災時には書類自体が破損したり、ファイルを探す余裕がない可能性もあります。

また、災害の備えとして事前に保険を確認したいとき、毎回保険証券を引っ張り出してくるのも大変です。


『保険簿』は、そういった非常時にもすぐに手元で保険が確認できるようになる保険管理アプリです。紙の証券やマイページなど、バラバラで複雑な契約中の保険をまとめて管理することができます。


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保険は補償も複雑で把握しておくのが難しい商品です。
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適切な保険を選択し、無駄なく活用する


風災補償のポイントをお伝えしてきましたが、火災保険に「風災補償」が付いてないといけない!というわけではありません。
保険の備えはあると安心ですが、お住まいの地域や立地によるリスク、それに対する適切な補償は人それぞれです。

せっかく保険料を払って加入する保険です。
「請求もれを防ぎ、請求時の負担を軽くする」そんな安心できる保険の管理を、保険簿と一緒にはじめましょう!


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