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現役人事に聞いた!人事戦略上のホットキーワード【2024年版】

割引あり

Every HR Academy卒業生アンケートの結果を公開いたしました。2016年に留学を決意し、2018年で渡米留学し、2020年に始めた、HRプロフェッショナル向けのビジネススクールEvery HR AcademyHRBP養成講座Change Agent養成講座People Analytics講座NLPコーチング講座など複数の講座を展開しているビジネススクールですが、現在はLive講座に加えて、セルフペースでの学習なども支援する形となった仕組みですが、この4年間でご卒業された方にアンケートを取らせて頂く事と致しました。アンケートの結果は以下の通りとなりました。

■講座受講時と現在を比較して、キャリアアップは実現できましたか?

■講座受講時と現在を比較して、年収面での変化はありましたか?

■講座受講時と現在を比較して、役割面での変化はありましたか?

内容:   Every HR Academy卒業生アンケート
調査期間: 2024年7月20日~2024年7月29日
調査対象: Every HR Academy卒業生(講座修了基準を満たした方)
調査方法: WEB入力フォームによる回収
有効回答数:71名

もしご興味がありましたらぜひお問い合わせくださいませ。自社の状況に合わせ、1社カスタマイズでの展開も承っております。

■ケーススタディ


現役人事に聞いた!人事戦略上のホットキーワード

そして、本題であるホットキーワードです。

今現在人事戦略上のホットキーワードは何だと思いますか?」というご質問に対してはテキストマイニングをすると以下のような結果となりました。

■スコア順のテキストマイニング結果

■出現度順のテキストマイニング結果

上記の結果から、ChatGPTにテーマとなるキーワードとそのポイントを抽出してもらった7つのテーマについてそれぞれ解説していきたいと思います。


1. 人的資本経営

  • ポイント: 「人的資本経営」というキーワードが複数回登場しており、これは企業が人材を資本と捉え、その価値を最大化するための戦略が注目されていることを示しています。企業の成長や競争力を高めるために、人材の質を向上させ、適切に配置し、活用することが求められます。

  • 考察: 人事部門は、人的資本の可視化やその有効活用に関するデータドリブンなアプローチを強化し、経営戦略と連携した人事戦略を展開する必要があります。

いまさら聞けない「人的資本経営(Human capital management)」とは

尚、この人的資本経営。古くはノーベル経済学賞を受賞したアメリカの経済学者ゲイリー・ベッカー(Gary S. Becker)が著書の「Human Capital: A Theoretical and Empirical Analysis, with Special Reference to Education(1964年)」にてその考え方を提唱したところから始まっており、この著作は、後にベッカーが1992年にノーベル経済学賞を受賞する一因となった重要な作品です。

HCM(Human Capital Management)は、人材を「資本」として捉え、その価値を最大化することに焦点を当てています。HCMは、人材が持つスキル、知識、経験、能力などの無形資産を強調し、それらをどのように管理し、成長させるかに注目します。つまり、HCMは従業員一人ひとりの価値を引き出し、それを組織の競争力や成長に直接結びつけることを目的としています。

一方で、HRM(Human Resource Management)は、組織の人的「リソース」としての従業員の管理に焦点を当てます。HRMは、従業員の採用、配置、評価、報酬、トレーニング、法令遵守など、従業員に関連する管理業務全般をカバーします。従業員を組織の運営を支えるためのリソースとして効率的に管理することが目的です。

現在HRは戦略的にかつ経営に貢献するビジネスパートナーとしての役割遂行を求められるような時代になってきたことからも、言葉の定義はさておき、「人材を管理する為の人事ではなく、人材を活かすための人事」という役割が求められている時代だと言えると思います。

2. AIとデジタル技術の活用

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