親子で楽しめるコーヒー
新幹線の駅のホームにある自販機で、初めてコーヒーを買った。
あくまで個人的な意見だが、子どもと新幹線に乗る際は特にありがたい自販機だと感じた。
理由は、購入するときから飲んだ後まで親子で楽しめるから。それも手軽に。
自販機を見つけ、飲むものを決めてお金を払う。ボタンを押す、キャッシュレス決済なら数秒。
出来上がるまで約95秒(かかる場合がある、とのこと)。その間、車内チャイムの音楽と、飲み物が淹れられていく動画が流れる。
ホームがざわざわしており、音楽は多少聞こえづらいといえ、親子共々じっと聞き入り、見つめる。
コーヒーが出来上がると、扉が自動で開く。
子どもにとっては、ただでさえ新鮮な光景。
そこへもって、新幹線デザインのコップで、フタも既に取り付けられているとくれば、親も気分が上がる。
数歩歩けば車内。
着席後、コップが欲しいゆえに早く飲むよう急かされる。とはいえ、その間も退屈しのぎになる。
飲みきったら、ウエットティッシュでコップ全体を拭く。新しいおもちゃで、子どもは無心になって遊ぶ。
幼い子どもとの遠出には、何かと制約がある。
目と手は離せない。
列に並んで待てない。
荷物は増やせない。
かと言って、親もリフレッシュしたいときがある。
1人や大人同士なら簡単でも、子どもと一緒では一苦労、ということは沢山ある。コーヒー1杯買うのもその1つだ。
もちろん、先日まで行われていた車内販売なら、持ち歩きの手間さえなかった。
しかも、机のセッティングから捨てるための袋の準備という、至れり尽くせりなおもてなし付きで。
ただ、混雑状況によって、乗車中に自身の席まで来てもらえるとは限らなかった。
また、この自販機にはコーヒーの味がのぞみ・ひかり・こだま・ドクターイエローと4ブレンドあるうえ、カプチーノや紅茶の類もある。
上記を考慮すると
・乗る車両の近くにある
・子どもが興味を持ってくれる
などの条件を満たせば、この自販機は幼い子どもと親との新幹線旅に、うってつけだと思う。
また、東海道新幹線以外でも、はやぶさ、かがやき等、その駅を走る車両の絵柄のコップでオリジナルのブレンドが飲める!ということに、もしなったら…。
コップやコーヒーを求め、その地へ赴く人も出てくるのでは?と、ふと考えた。
今度子どもと新幹線に乗るときは、自販機に近い車両にしよう。
違うコップで出てきそうな飲み物を買おう。
そんなことを、今から考えている。
今回利用した自販機はこちら。