【詩】東京探訪雑記
東京
到着は新宿
早朝
夜明け前の熱気
朝帰りの人々
断続的な会話
間隙という陥落に落とし込まれる疲労と眠気
一瞬の輝き
太陽の目覚め
散乱するゴミ
新宿の匂いがまとわりついた路面を滑る
粘性のきらめき
乾かない響きのなかで
空気が循環していく感覚がある
駅に向かう人々
顔に張り付けたマスク
隠蔽の詐術
足にまとわりついた倦怠感はほどけない
歩く、街中を
ただひたすらに
歩く
東京
到着は新宿
早朝
夜明け前の熱気
朝帰りの人々
断続的な会話
間隙という陥落に落とし込まれる疲労と眠気
一瞬の輝き
太陽の目覚め
散乱するゴミ
新宿の匂いがまとわりついた路面を滑る
粘性のきらめき
乾かない響きのなかで
空気が循環していく感覚がある
駅に向かう人々
顔に張り付けたマスク
隠蔽の詐術
足にまとわりついた倦怠感はほどけない
歩く、街中を
ただひたすらに
歩く