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Photo by
kakurenbohime
【詩】省みないで、12月
醒めた夢のなかで冷めたミルクティーを齧り続けた齧歯類はそのまま回転数を増した
海底より深海魚の背に跨って辿り着いた竜宮城で齧歯類「アハハハハ」
※( )をした放課後
の夕焼けの方が辛いよね
未だ自我を備えていない眠気がぼくの重たい瞼の上で概念化した ( ねえ、)
我が物顔の憂鬱は知った顔で雨降りの午後のデプレッションを加虐しては醒めた朝に「ごめんね」
壊れたオルゴールは2度と回転することはなく、〈過去形〉
降り続ける雨は降り積もった退屈を巻き上げその粉塵に着火する
/が/
身体に従属的な赤色は血管をすり抜けては心臓を侵食する反復 、( ◠‿◠ )もう飽きた
髪千切れない希死念慮を都市に生えた美容院で真っ青に染め上げれば真夏のブルーハワイになるの ( ワタシのこと すき?)
(かくれんぼは嫌い)
(かくれんぼは嫌い)
( )
(かくれんぼは嫌い)
まだ仄暗い六畳間のなかで絶望を抱いたドールが加工された生をプログラム通りに実行する
(ワタシは生きたい)
反出生主義はタートルネックに不意に埋もれては裂けた傷口から多量の羽毛を出血させた。(「:@8)(まあだだよ)
月曜日の朝は解放区に生育した金曜日の希望を殺しては個人を集団へと再隷属化し仕事を終え眠りにつく月曜日の昼間
昼間が厭で厭でカーテンを閉めてもぼくの感情はどろろのように流れ出てゆく空中には微分化された喜怒哀楽がどこにも帰れない悲しさに泣いては2度とその隙間へと戻ることができない自分の尊大さを悔いた虎は誤記された「三月記」へと還っていった
省みないで12月
齧り付いた夜中に一縷の「 」を望みたくて、
(このメッセージは消去されました)