【短歌一首】 冬枯れの丘より臨む青空に街の輪郭なほ鮮やかなり
12月も中旬に入り、いよいよ冬が本番を迎える。
東京も連日、最低気温が1、2度、日中の最高気温も10度前後となっている。
神楽坂の小高い丘から眺める街並みは、冬の枯れ枝越しの青空の下、ビルや家の輪郭がとても明瞭になってきた。
澄み切った青空の彼方から、コンクリートの街を抜ける乾いた冷たい風が吹きつけてくる。体が一気にかじかんでくるが、それもまた気持ちがいい。
話をする誰もが、今年はいつの間にか12月になっていた、いきなり寒くなった、と異口同音に言う。
本当に1年が早い。冬もどんどん歩みを加速させている。
師走の神楽坂を下り早稲田方面に行ってみよう。
猫間英介