【短歌一首】 間仕切りのガラスは葉叢(はむら)写し取り庭の分身部屋に招きぬ
短歌は紀行セラピー&コーピング。
北鎌倉の喫茶吉野は本当にゆったり過ごせる場所。天井まである大きな窓から、庭の葉叢と光が柔らかく店の中に広がる。店内の間仕切りの大きなガラスに外の景色が鮮明に映り、まるで庭がコピー&ペーストされたかのよう。
間仕切りのガラスの向こうには、落ち着いた広いソファのスペースがある。
しかし、天井まである間仕切りガラスがあまりにも鮮明に、こちらのスペースとともに庭の葉叢や垣根を映しているため、ソファ側のスペースも座っている人もほとんど全く見えない。
鎌倉に行くたびに、ほとんど毎回立ち寄る喫茶吉野。いや、吉野に行くことを目的として鎌倉に来ることもあり。実際、吉野に来てゆっくりして、ほかはどこへも行かずに帰ったこともある。
心からくつろげる大事な場所。
いつまでも続いてほしい。
猫間英介
2024年1月29日に、noteのつぶやきで、喫茶吉野のことを短歌とともに書いていました。