【短歌一首】 朝日受け亀たちの春始まりぬ甲に光を集めて鳴くや
短歌は季節セラピー&コーピング。
今日は久しぶりにの晴れ。しばらく冷たい雨の日が続いていたから、気持ちいい。
絶好の春の亀の水換え日和。明日からまた天気崩れるらしい。
冬に溜まった澱を掃除するため、毎年このくらいの時期に、春に向けてベランダの亀の水換えをします。冬の間は亀はエサも食べず、あまり動かずにじっとしています。
水換えには水交換のためのバケツ、亀や浮島やケースにこびりついたコケを落とすための亀の子たわし、ケースの隅をきれいにするブラシ、の三つが3種の神器。
冬の間もいわゆる冬眠というほどではなく、たまにガサゴソ動くことがあるし、天気の良い日などは水面から少しだけ顔を出すこともあります。それだけ気候が以前よりも暖かくなっているということの証左かもしれません。
冬の水換えは月に2回くらいで、しかも一気に全部ではなく半分くらいの入れ換えをします。いきなり環境が大きく変わると、変温動物の爬虫類である亀にとって順応するのがしんどいからです。
今回は住処に溜まったコケや汚れをやや強めに落として、その後に8割くらいの水を変えました。これからは汚れ落としの程度も水換えの頻度も温度上昇とともに増加します。
もともと亀は清流など水のきれいなところに住んでいる生き物なので、真夏になると週に2、3回の汚れ落としと水換えが必要になります。
亀は鳴く? 昔から亀は鳴くとされ、俳諧の世界では「亀鳴く」は春の季語となっています。科学的には鳴かないらしいのですが、亀がよく動くようになりエサくれ~い、と水面でプシュプシュ言っているときは亀が鳴いているのでは、と思うことがあります。
二匹のカメは、どちらも「ミシシッピーアカミミガメ」という亀で、この種のルーツは北アメリカです。子供のころのお祭りの夜店などでよく見かける「ミドリガメ」という種類です。なお、2023年から外来種規制で輸入や放出が法令で禁止されました。
彼らが家に来てから今年でもう24年になります。ペットショップで一匹300円くらいで購入しました。来た当初は2センチくらいで甲羅も柔らかかったですが、今や二匹とも甲長が25センチ弱あります。
住処はホームセンターなどで売っているプラスチックの衣装ケース(単価:2000円くらい)を使っています。直射日光や暑さ寒さでプラスチックが割れるなど経年劣化するので、だいたい3年に一度くらいは買い換えています。(3年に一度の新居引っ越しとはずいぶん贅沢な奴ら。)
亀の成長とともに衣装ケースも大型化してきました。そしてこの衣装ケースに入っている水を交換する作業が最も面倒で、且つ腰への負荷が非常に大きく、何度腰を痛めたことか。
特に、夏には頻度が増えるのでさぼることもありますが、そうすると水と亀自身の汚れがすさまじくなり、かえって次回の掃除が大変になるので要注意です。
亀の食事は、ホームセンターやネットなどで買っていますが、この大パック一つ(単価:2500円くらい)で1シーズンぎりぎりでもつという感じです。
この2匹は図鑑などで調べた範囲ではどちらもメスです。本によればメスは15センチ~28センチと書かれています。
二匹にはそれぞれ名前もあり、私は明確に二人?の性格や特徴や行動特性を理解していますが、たまに見る人間にはほとんど同じで区別がつきません。
俗に「亀は万年」と言いますが、正直、24年も生きてこんなに大きくなるとは思いませんでした。 最初の1年間の寒さ対策、暑さ対策については本などを参考にして気を付けましたが、それ以降はけっこうおおざっぱな育て方です。
私の人生のうちの24年間は彼らと毎日一緒に暮らしているんだな、と今日しみじみ思いました。亀に感謝。彼らには末永く元気でいてほしいと思います。(このままだと彼らの方が長く生きる可能性あるかも?)
猫間英介