見出し画像

【短歌一首】 吊り橋のゴールポストを太陽が越えて春への得点重ぬ

吊り橋の
ゴールポストを
太陽が
越えて春への
得点重ぬ

最低気温が0度の予報が出ていた午前中に、公園の大橋を渡っていると強い向い風が吹いてきてとても冷たい。

大橋の入り口

それでも年が明けて1月になると、日は少しずつ長くなり、太陽の光が強さをまして来るように感じる。気温はとても低いのに、朝の日差しはやけに眩しい。

H型の吊り橋の支柱

吊り橋の支柱もそうだが、H型の高い支柱はどんなものでもラグビーのゴールラインにあるゴールポストに見えてくる。 高校時代と大学の途中までラグビーをやっていたのでこれは身に染み込んだ習性かもしれない。そしてポストのクロスバーの上を狙って何かを蹴り上げてみたい衝動に駆られる。

太陽とがゴールポスト

トライの後のゴールキック、ペナルティキック、ドロップゴールなどで、ゴールポストのクロスバーより上の左右のポールの間を蹴ったボールが越えていけば得点となる。

なお、ラグビーのゴールポストはH型で、ゴールライン上に設置され、ゴールポストの大きさは、高さ3.4m以上、横幅5.6m、地面からクロスバー上端部までの高さ3mという規定があるが、この吊り橋は明らかにクロスバーが高すぎ。

太陽がクロスバーを越える

寒空の中、燦々と輝く太陽が吊り橋のゴールポストを越えてゆく。
また、一つ春へ近づく兆しが積み上げられていく。
春遠からじ。

猫間英介



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集