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毒親から目を覚ました瞬間①-毒親のお話

高校受験のときの話

私は家から一番近くて制服がきれいな学校に行きたかった。でもそこは、一番偏差値が高い高校だった。

中学3年生の私は、まあ、せいぜい行けて、その下の下の学校やった。

どうしても、その学校に行きたかったのと、勉強が好きでグングン成績を伸ばした。

中学校の夏休みが終わる頃、40点だった社会と理科を95~100点にして、英語を50点から85-90点にした。

地元の高校入試は特殊で、倍率は1.0がほとんど。つまり、誰も落ちない。

だけど、学校の先生は「もし、万が一のことがあったら」とか言って、絶対に成績が怪しい子にハンコを押してくれない。それは、県の中の先生たちで、自分の入れる生徒の枠が決められているから。

それを知っていた私は「落ちたら夜間行くんで大丈夫です。絶対にこの高校に行きたいんです」って言って突き通した。

ママはそんな面談で、私の成績や頑張りを一切見てないのに「らぶちゃん本当に大丈夫なん??」って言い出した

家に帰っても「志望校1個ランク下げたら??」「だって先生はこうやって言ってたし•••」ってずっと言って来た。私は、私の成績をなんにも見てないのにそんなことを言うママに腹が立って「うん、でも私、ここ受けるから」ってつき返した

でもママは不安でたまらなくて、何日もそれを聞いてきた。私にとっては邪魔でしかなかった。私だって不安なのに、それをいちいち耳に入れてくるやつがいる。

ある日、ママは「ここで、必ず志望校受かりますって私に宣言しろ」って言ってきた。

塾に行く直前だった。言えないなら、塾に行くためのバス代もいらないだろ。全部おいていけって。

それを聞いたとき、あまりにも自分のことしか考えていないママの行動に心から腹がたった。

先生に言われた不安をママは、取り除きたい、ずっと不安でいたくないって思った。だから保証が欲しくて、安心が欲しくて、私のことなんて何も考えず、それを満たすために私を使った

私が「受かってみせます」って言うだけで重圧になるなんて考えずに。

ママは「かんたんだろ?なんで言えんの??自分に本当に自信があったら言えるやろ??言うまで許さんからな。言わな、その財布の中身(塾に行くためのバス代)いらんな?そこおいていけや」

私はそのときママに生まれて初めて反抗した。大声で泣き叫んで、狂ったように
「お前は、なんでそんな最低なこと言えるん??なんでそんな親として最低なん??なんで??意味がわからん。頭おかしいんか。なあ。」

ママは布団でくるまりながら、壁側を向いていた。

ママはそんな私の姿に目もくれず
「らぶちゃんのために、親として、ここで宣言しろって言ってあげてるんよ。」

「そんなもんは親ちゃうわ。親だったらこんな酷いことせえへんやろ」

そしたら、ママが布団から起き上がって、私の保険証を床に投げ捨てた

「なら、これから自分で生活しろ。ママはもう一切らぶちゃんのことに関与せんからな」

そう言われた。

私は保険証を拾って、塾に行った。

それからは毎日9:00-20:00まで塾で勉強して帰ってきた。ご飯はある日もあればない日もあったから、かき集めて食べた。

みんなが寝静まったあとにお風呂に入った。冷たかった

ある日、家に帰ると冷たいままの洗濯物が私の分だけグチャグチャにして玄関に置いてあった。

すごく悲しかった。何時間も勉強して帰ってきて、なんでこんなものを見なきゃいけないのか。ただ悲しかった

家の中で私は、無視されて腫れ物扱いされてた。

ある日、リビングでご飯を食べるのを許されていなかったから、2階にお盆に載せて持っていってたら

「2階でご飯を食べるのは禁止」と言われた。「じゃあ、どこで食べればいいですか」って言うと「そんなん、自分で考えろ」って。

そのあとママが初めて折れた
「らぶちゃんもまあ、かわいそうだから、1階で食べること許す」って。

そこで私のクソ生活は終わった。

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らぶ
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