マガジンのカバー画像

毒親のお話

24
毒親のお話をちょっとずつ
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

虐待の連鎖-毒親のお話

虐待の連鎖-毒親のお話

これは、去年の冬の日記。ママが毒親やって認知し始めた頃に書いたもの。

家に児童相談所が介入しはじめた当初、ママのカウンセリングもありました

ママ家に帰ったら何でもしゃべるからそのときの内容もしゃべってくれました
「ママは子どもをちゃんと褒めてますか?って児相の人にいわれたんやけどな、私なんか昔褒められた記憶ないんやけど」

褒められたことないから自分の子どもを虐待してもええんか。おんなじことす

もっとみる
消えない言葉-毒親のお話

消えない言葉-毒親のお話

ママは、外の世界を私に教えてくれた

らぶのことをみんなもう信じてくれない
誰もらぶのことを助けてくれない
他人さんに迷惑かけて、恥ずかしいと思わんのか
明日からもう学校行けんわよ
先生に見放されるわ
周りから人が離れていくわ

なんで、こんなに病んだらみんな私のことを見下してる、信じてくれない、嫌いだと思ってるって思い込んじゃうんだろって思ったら、

そういえば、ママが教えてくれた世界を私は信じ

もっとみる
殺してやる-毒親のお話

殺してやる-毒親のお話

ママはよく豹変して殺してやるって言ってた

肩で呼吸して、ナイフ持って。

ばあちゃんはそんなママにナイフを向けられても一切動揺してなかった

豹変したママは・・・なんだろうな、獣みたいな顔してたわ。ちょっぴり肥満のだるだるの体で、背は大きくなくて、髪ボサボサで、歯を食いしばりながら。

殺してやる 私がお前を殺して、死ぬ
私たち兄弟は本当に怖くて、私は震えながら、妹と弟を抱きかかえて、大丈夫だよ

もっとみる
鬼畜-毒親のお話

鬼畜-毒親のお話

うちの家は警察に2•3回通報されてるし、児相にも何度も話がいってる。私じゃなくって、近所の人が警察や児相に通報してる

そのときママは怒っていった。口調が「近所にあの人が通報したんだきっと。許さない」ってかんじ。

なんでもっとハッキリとした、注目すべき事実があるはずなのに私も「通報して余計なことしやがって」なんて思ってたんだろう

家からはママの奇声と、色んな怒号と、犬の糞尿の匂いがたくさんして

もっとみる

唯一大切にしてくれた人-毒親のお話

私のことをじいちゃんだけは大切にしてくれた。私が3歳半ぐらいのときに癌で死んでしもたけど。

カウンセラーの先生みたいにずっとおんなじ目線で付き合ってくれた。かわいいかわいいしてくれて、タクシーの運転手さんだったからタクシーにも乗せてくれたし、なぜか大型の免許も持ってて、おっきな車にも乗せてくれた。ピクサーとディズニーの映画を私の言うとおりに何度もビデオを巻き戻ししてくれて、何度でも見せてくれた

もっとみる
マインドコントロール−毒親のお話

マインドコントロール−毒親のお話

こわい夢見た

すんごいリアルだった。私が理由でママがばあちゃんを怒るの。たくさんママはばあちゃんに暴力を振るってるの。

怒り方がリアルだった
ママの「お前は私の眠りを妨害したんだ。一般的に考えてわかるだろ。お前は最低なことをしたんだ」
それに対してばあちゃんは
「私やって。私やってこんなに辛いんよ」って。

暴力奮ってるところを私は携帯のカメラで撮影してた。私もこのあと殴られたから妹にカメラを

もっとみる
あんな思いはもう絶対に嫌や-毒親のお話

あんな思いはもう絶対に嫌や-毒親のお話

夢で家を歩いたんやけど

今ならわかるけど私はあの家が大嫌いだった。嫌いとかじゃなくて生理的にムリ。思い出すだけで吐き気がする

いつも体感温度からかけ離れて設定されてるエアコン、ずーっとあるタバコの匂い、ほこり、赤い色した蛍光灯、犬の糞尿が染みたカーペット

最悪なんは寝るときにつける赤い蛍光灯。どんだけ謝罪しても許してもらえんくて、みんなは寝てるのに私だけ寝られないの。ずっと正座してる。寝てし

もっとみる
私は女の子になりたかった-毒親のお話

私は女の子になりたかった-毒親のお話

毒親は、子どもの性を否定する。なぜなら、自分より可能性をもって幸せになろうとする子どもが許せないからだ。疎ましい。自分の存在価値が揺るぐ。だから、あらゆる「もっともらしい理由」をつけて、子どもの性を否定する。

物心つく前から「らぶは男の子みたい」「男の子に間違われる」

そればっかりだった

買ってもらえる服は、「らぶちゃんは周りの子より大きいから」「胸が目立たない服を」そう言って、980円ぐら

もっとみる