左派は軍人を語らない――石原莞爾『最終戦争論』
陸軍軍人だった石原莞爾の『最終戦争論』は、大学を出てから読みました。
日米開戦を「予言」した書物として知られています。
読み終わって「こんなに面白い本なのに、なぜ大学時代の先生たちは誰も言及していなかったのか」と疑問でした。
フーコー経由で、クラウゼヴィッツの『戦争論』には触れるのに。
やはり、大きく分けて左派に属する人々は、旧日本軍の人間というだけで拒否反応を起こしてしまうようです。
かといって、満州事変に関わった石原が戦犯として訴追されなかった件にも左派は興味を示しません。
ガン無視です。
戦時中の日本を知るためにも、そろそろ左派は軍人について語るべきではないでしょうか。
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