もっと読みたい、新潮文庫。
綾辻行人の本よりも先に、その妻の小野不由美の作品を中学のとき読んだ。
『東亰異聞』と『魔性の子』だ。
どちらも新潮文庫から出ている。
しかし、それ以外は読んでいない。
『魔性の子』は『十二国記』シリーズの前日譚なのだが、『十二国記』のほうは全くの未読である。
二冊だけでは特徴をつかみきれないので、他のも読んでみたい。
宮部みゆきも、新潮文庫の『魔術はささやく』と短篇集『返事はいらない』だけ読んだ。
前者は、たしか小六のとき通読したが、今から思うと必ずしも小学生向きではなかった。
他にも有名な長篇が新潮文庫から出ているので、機会があったら読破したい。
髙村薫は、『黄金を抱いて翔べ』が唯一読了した作品だ。
なぜ作者は、金塊を盗む話をこんなに緻密に描こうと思ったのか不思議である。
他の作品を読めば、髙村氏の考えが分かってくるかもしれない。
乃南アサに関しては、唯一購入した『凍える牙』を結局、読まずに手放してしまった。
申し訳ないので、いつか読もうと思う。